引退ブログ 関口颯 | 東海大学男子ラクロス部 -SCEPTERS-

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引退ブログ



4年 関口颯



入れ替え戦の試合が終わった瞬間、色々な感情が込み上げてきた。

1部昇格出来なかった悔しさ。
日本一という目標達成が出来なかった悔しさ。
4年間の大学ラクロス生活が終わってしまうという悲しさ。

色んな感情が出てくる中、
周りを見ると多くの仲間達が泣いている姿が見えた。
その姿を見て、自分も自然と涙が流れてきた。
仲間が泣いている姿につられて泣いてしまうくらいこのチームが好きだった。
もう少しこのチームでやっていたかったなと改めて思った。


ラクロス部での4年間を振り返ると、怪我に苦しめられ続けてきたと実感する。

1年生から2年生にかけて両足首の内外両側の捻挫。
足首の痛みが酷くDFでの長時間プレーは難しいと判断。DFからFOへ転向。

3年生ではFOになったことで上記の足首の痛みに加え、肩や腕、手首に痛みが出てきた。

4年になってからは肩や腕の痛みは慣れて足首の痛みも少なくなっていた。
安心していると、夏合宿直前の練習試合で肉離れ。
その肉離れが完治していない状態で出場したリーグ初戦の上智戦で前十字靭帯断裂・半月板の損傷。


前十字靭帯断裂と医者から言われた時はさすがに心が折れた。

自分たちの代になり、
FOも勝てるようになっていき、
やっと周りから認められ、
信頼されてき始めたのに大怪我。


そんな時、自分の話を聞いてくれて手を差し伸べてくれたのは同期の仲間たちだった。
「どんなに遅くなっても帰ってきて欲しい。」
そう言われたとき、本当に仲間に恵まれていると感じた。
待ってくれている仲間がいるのに諦めることなんて出来なかった。


無理をしてプレーを続ければ今後の日常生活にも支障が出るかもしれないと医者からは言われた。
それでも最後まで足掻き続ける決断をした。


それから、長い時間リハビリに励んだ。
少しでも早く復帰するために出来ることならなんでもやった。
自分の復帰の手助けしてくれたトレーナー陣には感謝しかありません。


そのお陰で入れ替え戦に出ることができた。
仲間たちはそれを喜んでくれた。


しかしFOは全然勝てなくなっていた。
ポゼッションも全然取れなかった。
悔しかったし、チームに申し訳なさしかなかった。


あの時無理して試合に出なければ色々変わっていたかもしれない。
入れ替え戦に自分が出なければ試合の結果は変わっていたかもしれない。





終わってしまった事を考え続けたところで意味は無い。
自分はもう終わってしまった事だけど、
後輩のみんなはまだまだ先がある。

こんな辛い思いを後輩達にはしてほしくない。

自分たちの代では出来なかった一部昇格。
来年こそは達成してほしい。


同期のみんなへ、
自分が4年間辞めずに続けられたのはみんなのお陰です。
何度も部活を辞めようとしたけど、辞めていたらとても後悔していたと思います。
また、途中で選手を辞めていても後悔していたと思います。
目標は達成できなかったけど、一緒に引退出来て良かった。
本当にありがとう。