日誌の更新は無いですが暇なわけではなくてですね、たいていは作業を優先しております。
クロスバイクや旧車、はたまた中華カーボンリムのディスクブレーキ内装11S仕様のホイール組など趣の違った作業をしているので順次報告しましょう。
今回はクランクが外せない!というご依頼。
以前SPECIALIZEDのfestinaをフラットバーからドロップハンドル仕様にした方で、その時余ったパーツをクロスバイクに取り付けて通勤車にしようという魂胆だ。
http://ameblo.jp/toincyclefactory/entry-11507142683.html
車体は確かラレーあたりのクロスバイク、フロントサスペンションが錆びてほとんど動かない。
外したいクランクは四角テーパーなのでフィキシングボルトを外してコッタレスクランク抜き工具で引き外す方法だ。
フィキシングボルトをボックスレンチで回そうとするが、確かに全然回らない。
あれこれ考えて、最終的にはこうやって外した。
ボックスレンチはパイプで延長できるが、クランクに入るようなパイプがない。
そこでペダルの穴に棒を差し込んでフレームにあて、クランクを止める作戦でいってみた。
これなら片手が空くのでボックスレンチを押さえておけるしやりやすかった。
この外径φ13mm程度のステンパイプがペダルの穴にピッタリだった。規格品なのでどこのホームセンターでも手に入るだろう。1本工具箱に忍ばせておくと役に立ちそうだ。
あとはしっかりとBBに荷重することができる作業台が必要だ。やはりこのOGKの作業台はかなり使える。
クランクはコッタレスクランク抜き工具を用いて外す。
BBはカートリッジ式だ。アダプターを使って回す。68mmJIS規格なので右側が逆ネジになっている。右も左もレンチを進行方向に倒すと外れる。ついでにペダルは後に倒すと外れると覚えると便利だ。
カートリッジ式BBは左側から緩める。たいていは左側は簡単に外れるが右側は外れにくい。
カートリッジBB用アダプターをあて、フィキシングボルトに大きいワッシャを付けて押さえにするとアダプターが外れず大きな力を加えやすい。
右側はやはり固着してしまっている。
ちょっとモンキーでは頼りないのでいろいろあててみると、ヘッド用の32mmスパナがアダプターにピッタリだ。
アダプターをフィキシングボルトで押さえ、ヘッド用スパナをあててハンマーで叩く。
それでもなかなか苦戦したが無事外すことができた。