まずはヘッドパーツを圧入してフォーク取り付けから。
取り外した時にだいたい洗って保管してあったので古いグリスは取れているが、黒ずみや固着したグリスが残っているのでステンワイヤブラシと錆び取り剤を使って錆びを落とした。
アルミパーツにステンブラシだと傷が付きそうだが、傷つくまでこするのは大概大変だし、そこまでする前に汚れが先に取れるので錆落とし、汚れ落としとしてはかなり良かった。電動ドリルにワイヤブラシを付けたのも用意したが使ったのはワイヤブラシと普通のブラシくらいだ。
錆び取り剤+ワイヤブラシ→ディグリーザー+ブラシ→bc-9吹きつけ、でウエスで拭いたら黒ずみは落ちた。このまま#1000ペーパーとアルミ磨きクロスで鏡面にできそうだが、むやみに表層を剥離するのも良くなさそう(そして大変そう)なのでこれくらいで完成としておいた。
フレームにパーツを圧入する。最近はBBでベアリングばかり圧入していたので、ただのワンだと幾分か気楽だ。
フロントフォークにクラウンレースを打ち込む。内径が30mm弱くらいの塩ビパイプで打ち込んでいく。ゴッ、ゴッ、ゴッ、カイーンと音が変わればだいたいOKだ。
このあたりは潤滑より防水、防錆が重要なのでグリスは隙間を埋めるくらいたっぷりと盛る。ちょっと盛りすぎてはみでてきた笑
トップキャップはナメてしまっていたが、トップキャップだけで買うことができた。シマノのパーツのようだ。ヘッドナット32mm。
次はカップ&コーンのBB取り付けです。
シャフトは長い方が駆動側(右)となっている。見た目で判断できなのでノギスで測ると右側が3mm程度長いようだ。あと、だいたいシャフトに型番が書いてあるのでそれが読める向きにして右が右、というのも参考にできる。
右はこの形の方だ。間違えそうな気もするが、JISだと右が逆ネジになっているので間違えることはないだろう。ピンスパナ、36mm右ワン回しはパークツールを使用。
右ワンをしっかりねじ込み、シャフトにベアリングを入れてフレーム左側から入れる。
左ワンはピンスパナで回すタイプだ。
ピンスパナで玉押し調節をしてその状態を固定しながら薄いナットを締めこみ固定する。こんな感じだ。
続けてクランクも付けてしまおう。
取り付けはクランクボルトで圧入するだけだ。
次はクラシックカンパの錆び取りをやります。
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