こんにちは。

今日9日(土)の夕刊フジに、私のインタビュー取材記事が掲載されました。

 

テーマは、かねてより私が主張している『児童虐待罪』についての記事です。

 

児童虐待罪の創設を!

https://ameblo.jp/tohru-ishizaki/entry-12437913418.html

 

私論:児童虐待罪の創設と厳罰化も必要ではないか

https://ameblo.jp/tohru-ishizaki/entry-12384397013.html

 

国は、これまでに児童虐待防止に関して決して無策だったわけではありません。児童虐待防止に関する国の動き、法改正等の経過を見てみますと、以下のようになります。

 

平成12 児童虐待の防止等に関する法(児童虐待防止法)の成

平成16 児童虐待防止法、児童福祉法の改

平成19 児童虐待防止法、児童福祉法の改

平成20 児童福祉法の改

平成23 民法等の改正(児童虐待防止を図り、子どもの権利利益を擁護する観点から成立)

平成28 児童福祉法の改

平成29 児童虐待防止法、児童福祉法の改

 

昨年は、先日のブログで書いたように、3月に東京都目黒区で発生した女児虐待死の事案を受け、政府全体として児童虐待防止対策が特に強化されました。

 

この様に防止対策が強化される中で、今回の様な痛ましい事件が起こりました。防止策も重要ですが、一方で厳罰化も必要だと思います。

 

日本での児童虐待での量刑は、あまりにも軽くないでしょうか?米国では、場合によっては、死刑や終身刑もあるそうです。

そして、上記ブログにも書いたように、平成に入ってからの虐待死事案約700件のうち、死刑・無期懲役もそれぞれ一件づつです。

 

また、昨日の予算委員会での答弁の中で安倍総理は、2019年度に児童福祉司を約1000人増員前倒しを表明されました。また、緊急閣僚会議において、安倍総理は「子どもの命を守ることを最優先に、あらゆる手段を尽くすとの強い決意で総力を挙げて虐待の根絶に取り組んでほしい」とも述べました。そして、1カ月以内に全ての虐待事案の緊急安全確認を行うことになります。


 そして、虐待の疑いがあると、全国の公立小中学校、教育委員会が認識している事案も点検することになるようです。一時保護もリスクが高い場合には躊躇なく出来るように促す予定です。

こうしてみますと、防止対策は強化される一方なのですが、これだけで果たして児童虐待ゼロに確実に出来るのでしょうか。


児童虐待は子どもの精神・肉体面に大人に対する虐待以上に重い傷を負わせるものです。


子どもは親や養父・養母から逃げることも難しいわけです。


多くのケースで長期間に渡る暴行を受け、死に至るケースもあるなど、「結果」のみならず死に至らしめる「行為」そのものが残虐である場合が多いと思います。


子どもの命・将来は、他の保護法益よりも重いと思います。


児童虐待罪の創設、児童虐待の厳罰化によって、児童虐待を「抑止」することが必要であるとも考えます。


危険運転致死罪の創設など、他の厳罰化の事案も検討しながら、与野党の有志を募り、また広く国民の皆様のご意見も頂きながら、検討して参りたいと思います。


また追ってご報告させて頂きます。


最後に、児童虐待相談ダイヤル189への通報も皆様にお願いしたいと思います。

 

児童虐待ゼロに向けて力を合わせて取り組んで参りましょう。


衆議院議員 石崎徹