#2 ラトト村へ

森を旅する少女アイビーは、ワナで野ネズミを捕まえると、新しい村に立ち寄る。その村でも人はみんな、様々なスキルを使って働いていた。それを見てアイビーは、自分のスキルについて悩む。野ネズミの肉を売ってお金を手に入れるアイビーは、何年かぶりのパンを買う。しかしソラはパンを食べず――


「(アイビー)…《威圧なんてスキル、あるんだ…初めて見た》パン屋さんだ!パンなんて、どれくらい長い間食べてないだろう…肉屋さん…あっ!そうだ。さっき捕ったお肉、売れるかも」
絶望的な逃亡生活を始めた、アイビーちゃん…くん!今までの人生が不憫すぎて、とても生きてるだけで丸儲けなんて言えそうもないわ?今のところ未来にも全然希望がなさそうだし、次回くらいでバッドエンドもありそうだよ〜…!?