第42話(第2期18話)「理非」

渋谷の街を壊し、数多の人を殺し、伏黒の式神を破った宿儺。
そして目覚めた虎杖はその凄惨な状況を目の当たりにする―。悲愴な決意を顔に湛え、まるで幽鬼の様に歩を運ぶ虎杖。
その一方、疲れ切った七海は朦朧としながらも群がる改造人間を祓い続ける。しかし、そこに真人が現れ―。


「(七海)ふぅ~…マレーシア…そうだな、マレーシア…クアンタンがいい《なんでもない海辺に、家を建てよう。買うだけ買って、手を付けてない本が山ほどある。1ページずつ、今までの時間を取り戻すようにめくるんだ。違う。私は今、伏黒君を助けに…真希さん…直毘人さんは?二人はどうなった?疲れた〜…疲れたな。そう、疲れたんだ。もう、十分やったさ》ふんっ!」
満身創痍となり、思考もまとまらなくなってしまったナナミン!それでも戦い続ける原動力は、やっぱり正義感なんじゃろうか?はたまた、義務感や責任感とか…多分、その全部な気がするのじゃ…!?