2014年2月25日、福岡空港にて。
NH8479便で那覇からインチョンへ向かったが、インチョン空港周辺濃霧による視界不良の影響でDVTとなった、ANA CargoのB767-300・JA8358。
ANA Cargoで活躍していたB763ER・JA8358が、9日発のNH9432便でHNDを発ち、ANC→VCVとフェリーされた。
同機は6月25日のNH8490便（CAN→NRT）をもってラインを外れ、同日のうちにHNDへフェリーとなり、売却整備を受けていたようだ。
JA8358は、ANAHDが保有する機体のなかでは現状、最も古い機体となっていた。1992年5月の登録で既に機齢32年。当初は旅客機として、国際線をメインに活躍していた。2009年にフレイター改造を受け、それ以降はNRTを拠点に東アジア・東南アジア方面との貨物輸送に従事してきた。
写真は10年前の2月、OKA→ICNのフライトにて、ICN視界不良のためDVTでFUKへやってきた際に撮影したもの。
今回退役フェリーとなったJA8358、10年前に一度、DVTとなってFUKへやってきたところを撮影したことがあった。もちろんまだ旧塗装の頃。ワタシが同機を撮影できたのは、結局このときだけだった。#FUK #RJFF https://t.co/GD2Jdq3QfF pic.twitter.com/S11HraymNZ
— 遠森一郎 (@tohmori_train) July 9, 2024
基本、ANA Cargoの機体の飛来がないFUKなもんで、この飛来は稀少な機会となった。
2024年度、ANAHDの機材計画では、B763Fを3機、A320-200（ceo）を3機退役させるとのこと。A320ceoはピーチの機材とみられるので、ANAの旅客機では退役は出ない予定とされている。そんななか、B763FではJAレジ数字4桁の経年機材がまだ活躍していて、今年度はそうした機材の退役が進んでいくことになる。
ANAHDとすれば、NCAの買収を進めている状況もあるので、そことの兼ね合いで自社の貨物輸送の再構築も進めていくということになるのだろう。
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