2024年1月8日、箱崎駅にて。
ATO試運転で香椎方面より到着した、BEC819系ZG5307編成。
先日、↓のお出かけの帰りに・・・。
箱崎駅まで帰り着いたところ、ホームで乗務員ぽい制服姿の2人のJR社員が、列車の到着を待っている感じだったので、何か来るのかなと思って、少しその場で待ってみた。
13時40分にやってきたのが、写真のBEC819系ZG5307編成2連、昨年末に、自動運転対応改造を受けて小倉総合車両センターを出場したばかりの車両だった。
到着後、車内から係員が降りてきて、停止位置と電車との間を巻尺で計測する姿が見られた。どうやらATOを使用した試運転の様子。
で、ホームで待っていた乗務員風の2人が乗り込むと、入れ替わりに2人が降りていった。
JR九州では昨年11月末、香椎線で運転士資格を持たない自動運転乗務員(GOA2.5乗務員)が乗務にあたる自動運転を、今年3月から開始することを発表していた。
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2023/11/30/231130_GOA2.5_launch.pdf
写真のときは、箱崎で2人ずつが入れ替わっていたが、どうやらこの試運転は自動運転乗務員の訓練用で、香椎方面から箱崎まできて、折り返しの間に交替を行っている感じだった。
この間の運転士不足を受けた対応の一環として、こうした自動運転導入の動きが全国的にみられる。技術の進歩はもちろんあるんだけども、やはり最後の安全確認は人間が行う、という状況には変わりはない。
今回のような形で運転士が乗務しない自動運転も、当座の窮余の策として必要なのかもしれないけども、待遇改善も含めた運転士確保のとりくみは引き続き必要だと思うし、何よりも安全に最大限の配慮をしてもらいたいなと思うけどもね。
【追記】2024.1.28
このとき見かけた列車は、福間を発車して箱崎まで下ってきた模様。↓の動画の列車と同じスジで走ったようだ。
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