2004年10月22日、熊本駅にて。
駅北側に留置されていた、マヤ34-2009。
昨日26日、JR九州が、マヤ34-2009に代わる新しい検測車についての発表を行った。
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2023/10/26/20231026_big_eye.pdf
「BIG EYE」と称されるその新しい検測車は、2000年7月の豪雨の際に人吉駅で水に浸かって運行不能となり、その後、陸送で搬出され、小倉総合車両センターで修復されていたキハ220-1102を改造したものとなる。車号は「BE220-1」となるようだ。
そっか、キハ220-1102を検測車にして、マヤ34-2009を置き換えることにしたわけだ。それにしても、このキハ220-1102も本当に波乱万丈という感じだよなぁ。・・・ブログの同車関連記事がえらくアクセスされとると思ったら、どうりで。 pic.twitter.com/wAI7LPpivx
— 遠森一郎 (@tohmori_train) October 26, 2023
キハ220-1102は今年3月、修復を終えていったん小総車を出場し、熊本車両センターへ回送されていたが、その後再び小総車入場となり、新用途への改造が噂されていた。
今回持ってきた写真は、19年前の2004年10月、まだ地上駅だった熊本駅で撮影した、マヤ34-2009のカット。2・3番ホーム上り方のこの場所が、当時のマヤの定位置だった。
マヤ34-2009は1978年に製造され、新製配置は向日町運転区(現・JR西日本吹田総合車両所京都支所)だった。1987年の国鉄分割民営化に際してJR九州へ承継され、その後は九州内各線の検測を続けてきた。
マヤ34のなかでは唯一の生き残りとなった同車も、既に製造から45年が経過し、老朽化が進んでいたことは否めない。
今回、最新の設備を持った「BIG EYE」が登場し、運用試験に入ることに。早ければ来年にも、マヤ34-2009は引退を迎えることになりそうだ。
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