2023年6月12日、自宅上空にて。
JL4192便として北九州よりフェリーされてきた、JALのA350-900・JA06XJ。
11日HND発のJL331便(HND→FUK)が、使用機材(A359・JA11XJ)のエンジントラブルのためGTBとなり、機材をJA06XJに交換して再出発したが、FUKの運用時間内に到着できないため、KKJへDVTとなった。
FUKの運用時間内に到着できなかった便が、KKJへ代替着陸となるのはこれが初めてとなった。
11日深夜、JL331便の乗客280名の多くはKKJで降機したあと、JALが手配したバスで福岡市内へ向かったが、一部はJALが手配したホテルへ宿泊したとのこと。
KKJにステイとなったJA06XJは、12日朝にフェリー便としてKKJからFUKへフライトし、同日のJL304便(FUK→HND)に使用された。
写真は、そのKKJからのフェリー便のFUKアプローチの様子。
今年2月19日に、同じJL331便がFUKの運用時間内に到着できずHNDへATBとなった一件以降、JALはKKJへの代替着陸の可能性を探っていた。条件が整い、今回初めて代替着陸が実現したわけだが、バスやホテルの確保、あるいはKKJでの地上要員の確保など、必要となる要素は様々。KKJにも就航しているJALだから実現できた部分もある。現状、KKJに就航していないANAやSKYの場合は、とりわけ地上要員の確保が難しく、代替着陸は難しいようだ。
こういうときこそ24時間使用可能なKKJの利点を生かすべきだという意見もあるし、KKJの地元・北九州市も乗り気だったりするわけだけど、全面的にそれをやろうとすると、乗り越えるべき壁はまだまだある、という感じなのだろう。
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