日本の鉄道開業150年「鉄道の日」 | 遠森一郎の「ゆるっと写真雑記」

遠森一郎の「ゆるっと写真雑記」

写真一枚から、ゆるっと文章でも書いてみます。

2004年10月9日、交通博物館(当時)にて。

来館者を出迎える、D51-426と、新幹線0系・21-25の前頭部。

 

1872(明治5)年10月14日、日本最初の鉄道営業路線が新橋(汐留)~横浜(桜木町)間で開業して、きょうで150年。

 

今回、記事を書くのもそうだけど、写真を選ぶのにまず苦労した。

過去に当ブログで使った写真も含めていろいろ候補をあげたんだけど、結局持ってきたのは、まだブログでは使っていなかったこの写真だった。

18年前の10月、台風が接近するなか出張で東京入りし、少し時間があったので、万世橋の交通博物館に立ち寄った際のカット。博物館の前に、SL・D51-426と、0系の21-25のカットモデルが置かれ、来館者を出迎えていた。

当時、日本を代表する交通関係の博物館の一つであった交通博物館。ここが手狭になったことが、のちに大宮に鉄道博物館ができる理由の一つになったんだけど、この場所ももともとは、1912(明治45)年に現在の中央本線のターミナル駅として開業した万世橋駅(その後休止)に隣接する位置で、日本の鉄道創成期の一つの拠点となったところ、でもあるわけでね。

 

その他に、迷った写真としては、以前の記事で使った、やはり交通博物館に所蔵されていた↓とか・・・。

あるいは、5年前の東京総合車両センター一般公開の際の↓とか・・・。

はたまた、↓のツイートで使った鉄博の写真とか・・・。

 

候補はいろいろあったんだけど、日本を代表するSL・D51と、新幹線を象徴する初代0系の組み合わせは、今考えてもかなり強力なタッグだなと思うよね。

 

そんな日本の鉄道も、岐路を迎える状況になっていると思う。

新幹線に代表される高速化の一方で、ローカル鉄道の厳しい状況は、本当に予断を許さない状況になりつつある。北海道新幹線札幌延伸をめぐる「並行在来線」に関わる動き一つを見ていても、在来鉄道のなかでこれまで「幹線」とされてきた線区でも、一つ間違えば存続ができなくなってしまうという状況、それほどの状況になってしまっているという危機感を、多くの人たちが共有しなければならないのではないかと思う。本当にこのままでいいのだろうかと。

 

鉄道趣味をやっている者として、好きなものを追う、現象面を追うだけでなく、その「向こうにある」ものを、やはりしっかりと見つめておくことが大事なのかなと、ワタシは思っている。そうしたものがやがて、趣味を続けていくうえでも、大きな影響をもたらすことになるやもしれぬ、そんな意識を持ちながら、これからも鉄道界を見ていこうと思う。

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 日本全国の鉄道へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

Ŵƻ֥�֥�é󥭥󥰻²²ÃÍѥê󥯰ìÍ¡à
https://railroad.blogmura.com/ にほんブログ村 鉄道ブログへ