2004年10月9日、東京・万世橋の交通博物館(当時)にて。
日本鉄道の黎明期を駆けた1号機関車・150形。
1872年のきょう、日本で初めての鉄道営業が、新橋(かつての汐留貨物駅)~横浜(現・桜木町)間で開始された。
写真は、その当時に使用された1号機関車・150形。万世橋の交通博物館で展示されていたもので、現在は大宮の鉄道博物館に収蔵されている。
来年で140年になる日本の鉄道営業の歴史。
いまや世界有数の鉄道大国になった日本だけど、その道のりは決して平たんではなかった。
さまざまな事故や事件もあった。あるいは、島国故に国土的な制約が多く、鉄道の建設やスピードアップには様々な困難が立ちふさがった。
それでも、そうした困難を乗り越えて、今日の鉄道網を作り上げてきた先人たちの偉業には、ただただ敬意を表するばかりだ。
これから先も、先人の築き上げた財産を生かし、安全で、安心して使える鉄道として、いっそうの発展を願いたいものだ。