2018年9月17日、福岡空港にて。
前日のJW158便で到着しステイ明けの、バニラエアのA320-200・JA01VA。
かつてのバニラエアの1号機、同社がピーチに吸収された後はANAに転じていたA320ceo・JA01VAが、13日にNH9432便としてHNDを発ち、ICN→OVB→DME→LDEの経路でフェリーされた。
同機は、OKAで退役整備を受け、白装束の姿で9月15日にHNDへフェリーされ、その後はHNDで離日を待っていた。
同機はバニラエア就航を控えて2013年11月にデリバリーされた。もともと、ANAとエアアジアの合弁による旧エアアジア・ジャパンでの運用を想定して製造された機体で、両社の合弁解消に伴い、新しいブランドでの塗装が間に合わず、白装束の姿でデリバリーされたのが印象に残っている。
FUKにバニラエアが就航したのは2018年3月であり、FUKでバニラエアの機体を見ることができたのはわずか1年半ほどの期間だったが、01VAも時折、TPEからの便で姿を見せてくれていた。
旧バニラエアの1号機、その後ANAに転じていたA320ceo・JA01VAが離日したということで。1枚目は2018年9月17日のFUKにて、2枚目は2020年1月1日のHNDにて。諸々の事情があるとはいえ、LCC仕様のA320がANA機として飛ぶ事態っていうのは想定外だったよなぁ・・・。#ANA #A320 #バニラエア pic.twitter.com/EXx1mFRuXZ
— 遠森一郎 (@tohmori_train) November 6, 2021
バニラエアの運航終了後にANAカラーになった姿を、たまたま昨年元日のHNDで捉えていた。結局、ワタシ自身はそのときが同機を捉えた最後の機会となった。
リース期限の関係で改修を控えたという事情があるとはいえ、まさかLCC仕様のままでフルサービスキャリアのANAの便に使用されることになるとは、想像もしてなかった。
今回、同機が6日に一度はNH9432便でHNDを発ちながら、経由地のICNから引き返してくるという前代未聞の出来事もあった。一部報道によれば「運航の計画に使うデータの確認が必要になり引き返すことになった」旨の説明がANAからあったようだけど、これもまさしく想定外の事象だった。
ヨーロッパへフェリーされたことで、今後はそちら方面で活躍することになるのだろう。
今後の活躍を祈るとしよう。
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