身体の重みを伝えるには、身体の無駄な力(緊張)をなくす必要があります。



ただ、そのためには、まずは脱力した状態を作る必要があります。



こういう場合、脱力した状態はどうなれば脱力なのか?ということがわからないので、



その逆の状態を作ることがわかりやすいのです。



だから、身体全身を緊張させて、そこから一気に力を抜きます。



この状態が、脱力の第一歩です。



これを何度か続けていくと、緊張をしなくても脱力した状態が作れるようになります。



そうなったら、ようやく身体の重みを伝える練習に移ります。




身体の重みを感じるには、重い荷物などを腕に持つと、わかりやすいです。



なぜかというと、重い荷物を持つと、人は無意識に腕や肩に力を入れてしまい、



その重さを感じないようになるからです。



なので、重いものをもったら、しばらく自分の身体のどこに重さが生じているかを



感じてみてください。



脱力が出来ていれば、足の裏に重さを感じるはずです。



例えば、腕に重いものを握っているようなら、肩の力を脱力することで、腕に重さがきます。



さらに脱力を続けると、肩に重さが乗り、その重さが胸の部分を通り、



腰に来て、その後、足に伝わります。





とにかく、これを何度も続けることが、できるようになるコツです。



人によって多少違いはあれど、1週間もあれば、大体の人はこの感覚がつかめるはずです。



まずは、やってみてください。





記憶があることで、人は様々な便利なことが出来るようになります。



たとえは、一度覚えたことを何度もやることでやり方がうまくなったり、



作業のスピードが上がったりするわけです。



これは、頭なり、身体に記憶させることでできるわけで、もし記憶がなかったら、



毎回毎回、最初からそれをやらなければならなくなり、



仕事で言えば、「できないやつ」という烙印を押されることもあります。




ただ、そんな記憶ですが、いい面ばかりではないのです。



たとえば、いやな記憶や、あまりにも夢中になってしまうような記憶も、時には悪い面があります。



それは、そのいやな記憶のせいで、人を嫌いになったり、食べ物を食べれなくなったりするわけです。





そんな風に考えていくと、



人生をうまく生きるには、人間が持っている記憶というものをどううまくつきあっていくか?



ということが一番大事なことだと思います。



そして、記憶というものは、ただ頭や体に残るわけではなく、



「心」という、その時々の思いなどが一緒に記憶されることで、記憶というのはいい、悪いが決まるのです。



逆に言えば、



「心」さえコントロールできるようになれば、記憶もコントロールでき、



悪い記憶が残りづらくなるわけです。



だからこそ、



常に心のコントロールをすることが、人生をうまく生きるコツです。



では、どのようにすれば、心をコントロールできるのか?



武道やヨガなどでは、呼吸を使うことで、心のコントロール方法を学びます。



なぜなら、呼吸は自律した機能の中でも、比較的簡単に心でコントロール出来るものだからです。



普段、私たちは呼吸は勝手にしているので、心でコントロールできるとは思っていません。



でも、



緊張した時に深呼吸をしたりするのは、呼吸と心を結びつけて、コントロールするためにやっています。



普段はそこに、コントロールする、という明確な意識はないですが。。。



そこで、



普段から心で呼吸をコントロールする、逆もしかりで呼吸で心をコントロールする、



という訓練を行うことで、どちらもできるようになってくるのです。



ただし、毎日やることが大事です。



まずは、やってみてください。











身体の力を抜く、いわゆる脱力すると、重力を感じることが出来ます。



これを利用することで、筋力を主体にした力任せの動きから、



発勁などの自然の力を使った動きを使うことが出来るようになります。



ですが、



そうはいってもまずはその重力を感じることが出来る状態を作ることが、



感覚の部分が大きいので、難しいという部分もあります。



では、重力を感じる状態とは、身体の感覚で言うと、どのような感覚なのか?



感じやすい感覚としては、地面から引っ張られている感覚、



たとえは、肩からとても重たい荷物をぶらさげていて、最初は力で(肩で)



なんとか持とうとするのだけれど、それもだんだん出来なくなって、



ため息をつくように力を抜くと、いっきにその荷物の重さが肩や身体、足にくると思います。



これが、重力を感じている感覚ですね。



身体のイメージとしては、



背骨という、普段は骨と骨の隙間がある状態が、



重さによってその隙間が埋まってしまうようなイメージです。



バネが極限まで縮んだ状態、といえばいいでしょうか。。。




そういう感覚をまずは養うには、普段、きょうつけなどをしてる姿勢が、



力が入っている、緊張している状態だ、ということを認識することが大切です。



まずは、そこからですね。






空手で脇を締めろ、とはよく言われますが、



実はこれは一部分だけを見て言っている言葉であり、



そこにある真理を知らないと、まったく意味のない言葉になります。



脇を締めることの真意とは、



「結果的に脇が締まったように見える」



ということです。



どういうことかというと、



スワイショウなどの肩甲骨や肩の可動範囲が広がる動作をしていると、



自然と肩はなで肩のように下がってきます。



結果、脇を意識的に締めなくても、肘を下げることで、



脇が締まった状態が出来上がる(脇を締めているように見える)というわけです。



これは、



見た目は似ていても、中身は全く違っていることであり、



身体の動きを表面的な部分だけでとらえてしまうと、起きてしまうことでもあるわけです。



なので、



人によっては脇を締めるために肘を身体に近づけることで、



結果的に肩に力が入り、肩が上がることで脇が締まったように見える状態を作ってしまうわけです。



こういう点は、



身体の本当に一番使いやすい状態、いわゆる自然体やリラックスした状態を知らないと、



このことには気づけません。



そういう意味で言うと、



太極拳などで言われている、沈肩墜肘などといった言葉は、非常にわかりやすいですね。



あえて大事なポイントを一部分に絞らず、



抽象的なイメージを残すことで、一部分だけを意識することなく、身体全体で表現せよ、との



考え方は、非常に論理的で素晴らしいです。



1つの武術、武道などをやる上でも、そこで教えている動作の意味をきちんと考える必要があります。



もちろん、脇を締めることで肘が下を向き、そのことで身体の力を効率的に伝える、という



ことも含まれているので、脇を締めるという動作はするべきではあるのですが。。。





身体の動きだけに、それができるようになった人、



つまりは体得した人にしかわからない感覚でもあるので、ここが武術・武道の難しいところです。












気の修練をしているわけですが、現状をご報告。



小周天をやっているのですが、



ようやく、身体の全面が手を当てると、虫が這いずり回るような感覚が出てきました。



今までは正中線に暖かい何かが流れるような感じだったので、



身体の感覚も変わってきたようです。




とにかく思うことは、疑う前にまずは身体でやってみる、というのが1番だと感じます。



それに、やり方さえ間違わなければ、その道のを極めた人が言ってることに間違いはなく、



そのやり方を気を付けて正しくやれば、ものすごく効果は出るのだと実感しました。




では、疑い深い人が出来るようにするにはどうしたらいいかというと、



たとえば、気を使えるようになる、とかであれば、



気を使える人や気功をマスターした人の本やDVDなどを見て、



とにかくいろんな視点からまずは知識を得ることです。



なぜそうするかというと、



学校教育でも何度も何度も同じことを習えば、人はそれが本当だと信じること出来るからです。



それこそ、地球が丸いのは今では誰でも知っていることですが、



本当にそうだ、と思えるには、宇宙飛行士にでもなって、本当に宇宙から地球を観ない限り、



言えないはずです。



でも、



我々人間は、写真や動画などを見ただけで、



「実際には一回も地球が丸いことを観たり体感したこともないのに」



地球が丸いことに、疑いをもっていないじゃないかと思うんです。



そこに、疑問すら持たない。



それが実は問題なんですね。



だからこそ、自分の目で見たもの以外、つまりは身体で感じることしかできないことをやることで、



自分の身体のことを知ることができるわけなんです。