やっぱり亀が好き 番外編 その2 | カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

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亀を飼育しだして22年経過しました。飼育している記録を日記として綴っていきます。
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やっぱり亀が好き 番外編 その2

 

「ハイブリット」種間交雑種。車の世界では、ガソリンエンジンとモーターで駆動する車で未来的で格好良いイメージがありますが、生き物の世界ではあまり歓迎されないようです。

 

種の保存的な意味から考えたら、種間交雑種が多く発生すると本来の種のオリジナルが絶滅してしまうことが懸念されるので、あまり歓迎されないようです。

 

ハイブリットとして、人気があったのが、ニホンイシガメとクサガメの交雑種の「ウンキュウ」ですかね。実はこの種は、自然下で見つけられてから、人為的にも殖やされているようです。互いの種の良いところの特長を兼ね備えて一時期は、純潔のニホンイシガメよりも高価に取引されていました。

 

また、歴史をひもとけば、〇〇と□□の交雑種が種として学名登録されて、後になり交雑種とわかり種としての登録がなくなったものもいます。

 

交雑種(ハイブリット)ってどうなんでしょうか?

私はちょっと乱暴な考え方ですが、飼育環境下なら交雑種もありかなと思っています。条件は絶対に自然には離さない、飼育環境でのみ飼育することができるなら、良いんじゃないかなと思っています。亀の雌は精子を貯蔵できるそうなので、交雑種した雌親も同様の扱いになると思います。

 

交雑種って意外に綺麗なんですよね。例えば、日本人と外人のハーフの方って綺麗な人多くないですかね。同様の作用かはわかりませんが、両種の良いとこ取りができれば。(両種の悪いとことりの場合は、どうすんだ!って言われそうですが・・)

 

 

これは、Facebookで見つけた、ケイグルチズガメとカロリナダイヤモンドバックテラピンの交雑種です。飼育環境で飼い続けることが前提だとしたら、否定はしたくないと考えています。(綺麗でしょう?)

実は品種改良は、選別交配と異種交配(交雑種)の結果になります。

選別交配は、レオパやボールのように、その個体の特性を見抜き特長をより際立させるやり方。もちろん亀や他に生き物でも同じです。

異種交配は、トラとライオン、ロバとシマウマのような交配から、同じ種属の交配まで様々なことがあります。ヒグマとツキノワグマのような交配は生息地も異なり必要性がなく行われていないようです。

 

品種改良の目的は、商業目的です。より多くの作物を取るため、大きくしたい、早く成長させたい、発色を個性的にしたいなど、必要性と貴重性を作るためです。

 

いろいろなご意見があると思いますが、私は、飼育環境で生涯飼われることがわかっているなら、交雑種(ハイブリット)もありかなと考えています。

 

 ◇選別交配:特長を考慮するだけなので生殖能力に影響ない。
 ◇異種交配:一般的には生殖能力がないと言われている。

 

 ※一番のハイブリットは、人間かもしれないですけどね。