ストレスを考える… | カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

亀を飼育しだして22年経過しました。飼育している記録を日記として綴っていきます。
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ストレスってどんなことでしょう?


我々飼い主もさまざまなストレスを受け生活し、それらを受け止めたり時にはいなしたりしてます。(人間の場合は解消法も人それぞれですが)


飼育されてる生き物達はどんなストレスを感じているのだろうか?


あまり広げるとわからないので、ミズガメで考えてみます。(他の生き物でも共通することもあるかな)


まずは住む場所、飼育者側から見ればケージを中心とした飼育環境です。


飼育環境には、広さ、温度湿度勾配(温かい・涼しい、ジメジメ・カラット)、ホットスポットの強さ、紫外線などです。


そして水質、水は飲み水であり排泄を行い眠る場所です。恐らく水質悪化は相当なストレスになる気がします。自然の濾過システムに適うものはないけど、水質の維持は大切ですね。


うーん、どれをとっても自然の環境には適うものはなさそうですね。こんなことからも少なからずストレスを感じています。(飼育環境で繁殖した個体は、どんな風に感じているのかな)


生息密度(複数飼育)は、飼育環境の方が格段に高いです。 すぐ隣に誰かいる、寝返りしたら他亀の顔、間違いなくストレスだろうな。


食物、これだけは飼育環境の方がストレスになってない気がします。毎日決まった時間にバランスを考えられた餌が出てくる、餌を探すストレスは低い気がします。


また時期によってもストレスになるかが変わります。日本の夏の高い気温と湿度、冬場の湿度低下、繁殖期のオスのしつこい求愛行動などです。


夏と冬の環境面は、飼育者が意識することで和らげてやれます。(和らげなければならない)繁殖期のオスの行動は、別居と同居を上手くコントロールすることが必要です。


また、亀を移動するときもストレスを与えています。移動させるために、上から掴み上げますが、これは天敵に襲われた状況に酷似してます。持ち上げ方も工夫が必要ですね。


ストレスを与えてもその場で死亡することはありません、が、長く定期的なストレスは良い影響を与えません。少しでもストレスがかからない管理や方法を考えてやりたいものです。