習性と複数飼育 | カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

亀を飼育しだして22年経過しました。飼育している記録を日記として綴っていきます。
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生き物の習性は、ある側面で大きく分けると二つに分けれると思います。群れを作るものと単独で生活するもの。(この他にも色々分けることができますが)


多くの爬虫類や両生類は単独で生きる方に入ります。


意外に思うかもしれませんが、我々が目にする個体はショップに並んでいる個体、ショップは効率良くキープするために複数を一緒にしています。


たまにテレビなどで見る生息地の自然の景色、そこには単独で暮らす姿があります。(ゾウガメやワニなどは映像の中で沢山見えたりしますが、多くが保護区だからです)


亀の縄張りはどれくらいの広さが必要なのでしょうか?


「縄張り」=「充分な食物が摂取できる広さ」って考えるとわかりやすいかもしれないですね。


リクガメなら縄張りを1周したら、新たに芽が伸びている、ミズガメなら縄張りを1周したら食欲を満たす食物が摂取できる、そんな広さだと思います。(なかなか広さは掴めないかな)


また、爬虫類や両生類には「寂しい」って感覚はないようです。


なんて書いてくると、飼うなら、できるだけ大きな環境で単独飼育が飼育条件に聞こえますね。


飼育環境なら、餌を探し回る必要はないから、食物を確保するための広さは必要ないかな。


「寂しい」って感覚がないってことは理解しつつ、飼育者側の都合も考えて欲しいかな。


とは言え、もともと群れない単独行動をする生き物ですから、飼育者の都合で複数飼育する場合は、餌の量、個体同士の力関係、争い事などを考慮し、毎日の観察や個体の傷がないかの確認が必要ですね。


お互い(飼育者と飼育される生き物達)が歩み寄れる関係が必要だと思います。群れる習性のない生き物を飼育していることを充分に意識することが大事だと思います。