育成、発情、交尾が済めば、次は産卵になります。
カメの種類にもよりますが、だいたい3週間から6週間ぐらい、体内で卵を育成します。
産卵場ですが、土を入れたケージを用意するのが良いと思います。
うちでは、黒土・川砂・昆虫マットを混ぜて使ってます。 割合はかなり適当です。
軽く湿らせ(軽く握ったら固まる程度)産卵するメスの甲長より少し深い程度の深さの産卵場にします。
食欲が落ちて落ち着かなくなったら、メスを入れます。
状態にもよりますが、1日~3日程度で産卵します。 それでも産まない時は、軽くシャワーのように水をかけたり等の刺激を与えます。
産卵の確認は掘り起こすことです。 メスを別ケージに移して、ゆっくり掘り出します。 意外に固まってる場合がありますので優しく掘りましょう。
無事に卵を見つけたら、卵育成ケージに卵を移します。
うちでは、一番下に水苔や赤玉土(保水用)を入れ、その上には、保湿性のあるものものや、産卵場の土を利用してます。 深さが安定した湿度を保ちますので、4~5センチはあった方が良いです。
で、卵用のケージに移していきます。 軽く地面に窪みをつけ、間隔を開けてセットします。
半分程卵が見える状態になります。 温度計と湿度計を入れ、空気穴を開けたビニール等で蓋をします。
最初は、半日毎に温度と湿度を確認します。 温度は25℃から32℃ぐらい、湿度は80%以上をキープできるように調整します。
有精卵なら,卵中央から白く帯びが広がるように見れます。 発生が進んでる証拠です。 たまに帯びが広がらない卵もありますが、卵に異常がなければそのままに。
初期管理が終われば、後は湿度の確認と空気の入れ替えです。
1週間から10日に一度ぐらいは、湿り気の確認と空気の入れ替えをします。
だいたい、早いと50日ぐらいで孵る場合もあります。 ドロガメやニオイガメは90日ぐりい。 種類や温度で期間は変わります。
孵る瞬間を見たい場合は、50日経過後ぐらいから毎日見ると良いですね、きっと卵のひび割れを発見できるでしょう。