前回は、卵の育成でした。 運良く卵が孵った瞬間を見れる場合もあれば、割れた卵を発見して孵ったことに気づく場合もあります。
さて、孵ったばかりの幼体、どうしましょう。
まずは、お腹を見てください、デベソのように卵黄がある場合は、できるだけそのままに。
2~3日で卵黄が吸収されます。 卵黄が吸収されたのを確認したら、浅く水を張ったケージへ移動です。
うちでは、ヒーターとか濾過の関係があるので、水深は4センチはあるかな、でも浅瀬を広くして陸場も作ってあります。
移動後直ぐに餌を食べる場合もありますが、1日は我慢、2日目ぐらいから餌を与えます。
食べなくても1週間ぐらいは慌てない、卵黄の吸収後なので問題ありません。
生まれたてのベビーの餌は何からやりましょう? たぶん普通に売ってるベビーはひと月ぐらい経過したものですから、購入後直ぐに餌を食べます。
うちでは、イトミミズを最初に与えてます、理由は生き餌なので腐らないってことと動くことで、カメがいつでも食べれるようにしています。
その後は、乾燥エビ、牛ハツミンチ、配合へと変えていきます。
なんでも良く食べる個体、選り好みする個体と様々ですが、餌を食べる量で成長にも差がでます。
孵ったばかりの幼体は小さく弱いので、温度は高めで環境を急変させないような工夫が必要です。
さて、発情からベビーの育成まで、何回かに分けて書いてきました。 もうひとつ大事なことが、それは、繁殖個体をどうするかです。
自分で全部飼育していくなら問題は何もありません。 譲渡先が決まってる場合も、付き合いのあるショップが引き取ってくれる約束があるならそれも良いですね。 飼育しきれない・貰い手もいない場合は…。
そんなことまで考えておくことも、必要なことだと思います。