お天気と症状が関連するという人がいます。


って、それは知り合いの医師(非精神科)なんですが・・。



冬季うつ病というのがあるくらいですし、


日照時間と精神疾患とは関連があるといわれているので、


この病気も天気と関連してもおかしくないのかもしれませんが、


姉を見ている限りでは、


まったくそんなことはなさそうなんですよね・・



ただ、人によっては


気圧と関係するとか、季節の変わり目は胸騒ぎがする、


なんて話を聞いたことがあるので、


やっぱり感じ方は人それぞれなのかもしれません。



わたし自身も、冬は大の苦手で、


天気が悪いと心なしか気持ちも沈みがちです。





さわやかな快晴だと


心なしか気分も晴れる気がするのですが・・


それは私の勝手な思い込みなのでしょうか。



実際のところはどうなんだろう。


義姉は、発症前後のことを思い出せません。

記憶があいまいだといいます。



それはよかった・・と心から思います。

苦しい思い出なら、無理に覚えている必要ないし・・



なんて思っていたら、



とつぜん、

兄(義姉の旦那で私の兄)も同じようなことを言い出しました。



「おれも、当時の記憶があいまいなんだよね、

必死だったことは覚えてるんだけど」


とのこと。



わたしはこれ以上ないくらいに鮮明に覚えています。



宣告された時の胸の痛みは

今でも忘れられません。



義姉のことが大好きだったので、

変わっていく義姉を、

どうしても受け入れられなかったのです。



それは、今でも少し残っています。



でも、義姉も兄も当時とは違います。

特に、適応力の高い

(んだとおもいます。何も考えてないように見えるけど)

兄には頭が下がります。



わたしは、

昔の義姉と楽しくしていた時間を忘れることができません。



またあんなふうに話したり、

何も気負わず、言いたいことを言えるように

なるのでしょうか。



いや、きっとなるはず。



そう信じています。



違う関係性になったとしても、

大切な家族には変わりがないから。




たぶん、発症してなくても、

兄や義姉、家族との関係は、

変わっていったのでしょう。



さびしい気持ちはありますが・・




家族との古い記憶というのは、

いつまでも胸に

残ってしまうものなのかもしれません。





最近よく耳にする、統合失調感情障害とは、

わりとあたらしく登場した疾病概念のようです。



最近は、精神科疾患の

細かい分類がどんどん進んでいますね。





統合失調感情障害は、

いまのところ、

厳密な統一見解がないと言われていて、

人によって定義が異なるのが現状だそうです。





いったいどんな病気なのかというと、


「統合失調症の症状と気分障害(そううつ)の症状の両方が同時に現れ、」

「永続的な欠陥を残さず寛解する傾向を持つが、再発しやすい」


のが特徴だそう。



統合失調症とは、似て非なるものらしいのですが、

診断基準が一定ではないので、

本当は、統合失調感情障害であるにもかかわらず、

統合失調症と診断される人もおられるようです。





まぁ、病名は、主治医によって変わることが多いので

そのあたり気にしておあまり意味がないとは思うのですが。





それにしても、気になるのは、

「永続的な欠陥を残さず寛解する」

の一文です。



治るということなんだろうか・・・。



たぶん、この病気は思っている以上に多彩で、

人によって、症状や深みがぜんぜん違うのだと思うのです。


それこそ、「何型」なんてわけられないくらいに・・。



グラデーションの濃い色から薄い色まであるように、

ほんとうにいろんな色彩があると思うのです。



だから・・というわけではないけれども、

もっと細かく、薬も分けられて、

よりフィットする治療が見つかればいい、と強く思います。



今の薬はおおざっぱでつよすぎる・・なんていったら

怒られちゃいますね、はい。