先日、クラウドワークスを通じて高額商品(38万円)の勧誘を受けました。
概要
- クラウドワークスでトライアル案件を受ける(恋愛コラムの執筆依頼)
- 「継続的に仕事をお願いしたい」という連絡を受け、Google Meetで面談
- 面談後、人事担当への面談に移行
- 人事担当の面談は計3回(稼ぐ意思確認、コンテンツの教育、マーケティングの教育)
- 最後に『SNSの稼ぎ方』という商品(38万円)を勧誘される
- 一人集客すると1000円、集客した人が成約に至ると38万円の20%が紹介料として入る
すごく参入ハードルが低く、短期間で稼げ、とても魅力的に見えたのですが、
- ライター業ではない
- 稼げる系のノウハウは再現性が低い(誰でも稼げるわけではない)
- やり方が不誠実(嘘は言っていないが不都合なことは言わない)
で、ハッキリお断りさせていただきました。
「やりません」と一言いうと、「わかりました、ありがとうございます」とスッと引いてくれました。
魅力的な誘いに迷わない(大事な資産を失わない)ための方法
稼ぎたい気持ちは誰もが持っていると思いますが、自分なりの軸やポリシーは持っておくべきだと思います。
例えば、わたしなら
- ライターで稼いでいきたい
- 三方良しの考えをもって望みたい
- 本質を見失わない
このような軸をもって、最終日前日に「もし高額な商品を勧められたらどうするか」をじっくり考えてから臨みました。
①ライターで稼いでいきたい
人事担当との面談時にいきなり「今後、ライターはAIに取って代わられる」と力強く断定され、違和感を覚えました。
それは「自分の生き方を否定された不快感」と、「そんなことはない」という否定の意見から。
確かにライターの大半はAIに淘汰されると思っていますが、恋愛や転職といった人間関係の話題は「やはり生身の人間の意見が強い」と思っているため。
わたしが恋愛相談のサイトに悩みを相談したとして、AIと経験者の意見、どちらを採用するかと言えば、後者の方が説得力を強く感じます。
その人が独自に織りなす世界観もありますから、「完全にAIに取って代わることはない」。
否定的なことを言うのは、早々にライターから手を引かせ、自社に取り込みたいための口実なのだろうなと思いました。
SNSの発信活動も、文筆(ライター)の要素はある。
自分で自分の商品を否定していることになっているのでは?という違和感を持ちました。
②三方良しの考えをもって望みたい
正直、今回受けた面談は三方良しの考えはなく、「自分主体の考え」が強いと思ってしまいました。
クラウドワークスで出会った縁なのに早々に
- 「クラウドワークスでは稼げない」
- 「ワーカーが多すぎて低単価で叩かれる」
- 「いつまでも雇われる側では稼げない」
など、クラウドワークスを真っ向から否定するスタンスは、まるでスパイ行為。
ビジネスは常にライバルとの競合であることは分かりますが、他社のサービスを利用しておきながら、他社のサービスを否定するやり方は、個人的にいけ好かないです。
ねずみ講やネットワークビジネスなど、人に商品を紹介するビジネスは「友達をなくすビジネス」と言われていますが、それに近いやり方だと感じます。
③本質を見失わない
相手の言う言葉の裏側を注意深く観察するといろいろと本質が見えてきます。
わたしは面談中にいろんな違和感を感じました。
例えば
・自分たちの素性を明かさない
自分たちの会社(団体)名は最後まで明かさない。関係者はイニシャルで呼んでいた。
⇒真っ当なビジネスをしているならホームページで大々的に公開しているはず。
明かそうとしないのは「炎上を避ける=グレーと思われるような行為をしているから」なのでは?
・初っ端から「AIに代替される」「クラウドワークスでは稼げない」と断定する
⇒確かに難しいが100%稼げない。100%代替されるとは言い切れない。
AIよりも上手なライターはいるし、クラウドワークスにも高単価案件は少数ながらある。
言い切るところが、応募者の可能性をつぶして、自社の商品に誘導したい姿勢を感じる。
・録画NG
⇒根拠が弱い。
録画NG→選ばれた人だけ面談しているため(理由になっていない)
録画NGとしているのは「炎上を避ける=グレーと思われるような行為をしているから」
怪しい案件はクローズドな環境でやるもの。
・キーボードをたたく音はNG
キーボードをたたく音→聴覚的に集中してほしいため
その割に、相手の画面からLIMEの着信音はピコピコ聞こえてくる。
スライドに集中させて感情移入させることが目的なのだろう。
・SNS(インスタ発信)を前提とした話
X、アメブロ、ブログ、youtubeなど、他にも稼げるSNSがある中、なぜインスタと言い切るのか。
⇒自社のスキーム(稼ぐ仕組み)に当てはめるため。
インスタ発信で稼ぐ方法に特化した商品だから、いきなりインスタありきの発信になっている。
スライドや、人事担当の発言から、どうやらターゲットは副業をしている主婦層らしいことも関係していると思われる。
・利用者からお金を取るシステムは、結局のところ本人次第
向いている人は爆発的に稼ぐことができるが、全員が稼げるわけではない。
個人的な体感としては1~3割くらいの人しか稼げていないと思う。
・そもそも、やっていることは違反行為
クラウドワークスではプラットフォームを通じたスクール勧誘や、副業ビジネスの勧誘行為を禁止しています。
それを、
- 集客ツールとして利用しておきながら
- 自分たちのお金欲しさに
- 平然とルールを破って
- あまつさえ批判的な材料としている
いくら稼げる仕事とはいえ、越えてはいけない一線はあると思っています。
どう感じるかは人によりますが、個人的には、世間や企業に迷惑をかけているという点では「転売ヤー」と同じ次元だと思っています。
料金について
38万円という料金については、「これくらい投資しないと人はやる気にならない」と言われますが、個人的にはお金を捻出させるための詭弁・口実だと思っています。
本当にやる気がある人は0円でもやるし、やる気がない人は100万円出してもやらない。
会社(団体)側の真理としては、なるべく高額請求したいけど高額過ぎると人は来なくなる。その丁度良い線引きが30~50万円というラインなだけ。
普通は会社が先行投資して従業員を雇うのですが、この手の勧誘はリスクを先に応募者に背負わせています。
稼げるようになればいいし、稼げなくてもお金は先にもらっているから運営元はダメージが小さい。
それを「これくらい出さないと人はやる気にならない」という口実で隠しているところが、個人的に嫌いなポイントです。
「やりません」とお断りした後はLINEのメッセージもパッタリ無くなったあたり、本当に稼ぐことに特化している。
悪く言えば自分のことしか考えていない集団なのだと思います。
結論
結局、人は自分のことを第一に考える生き物。
特にお金が絡むことについては「嘘は言ってないけど、裏がある」と思って見るのが良いです。