いささか不機嫌也 | 松山兎月庵 文化歴史館

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野育ちなれど格高し・・・・


数日前、ある著名な方の講話を聞いた。

冒頭からの「絆」「絆」「絆」だらけの言葉の林を早く抜けたいと5分程で消えた。

先月から道中記や古文書の解読に向かっているせいか「絆」の語源、半は繋で良いとしても古典には「騎綱」「木綱」があちこちに出てくる。





「貴方との絆は・・」

と、言われた瞬間に私は牛馬の扱いかと思ってしまったりして一瞬ムッとなるが、大人なので聞き流す。

一時的に集まる思いは「絆」で良いが、いつまでも付き合っていきたい人には「縁」を使っていただきたいもの。

四六時中逢わなくとも、縁ある方々とはいつまでも付き合っていきたいものである。