私はいつから「夕立」という言葉を使わなくなったのだろうと記憶を辿ってみる。
凡そ10年以上使った記憶がない。
屋内での仕事のせいかなとも思うがやはり、巷でも聞かなくなったようにも思う。
喪われゆく日本の美しい言葉・・
そんな日本語を欲した今夜は正岡子規を違う視点で捉えた句集を開いてみたくなった。
夕立の句
夕立や蛙の面に三粒程 子規(仙臺南山閣)
綺麗な言葉ではないが優しさと「三粒程」の日本人ならではの両忘があり、私にとっては実に日本的情緒を感じる句の一つ。
選挙を前に保守たる者が相手の候補者の揚げ足を取る昨今、私自身保守であることが実に悲しい日本の姿・・
「ぶっきらぼうなれども優しくあれ」
いずれも必死なのであろうが思惑だけで動く人たちはやがて弾く算盤ごと分解しそうである
明日は心臓のフルコースの検査とあいなったが天に委ねたるこの身体・・如何様にもなるがよし。
則天去私