今から14年前、私がまだ脳脊髄液減少症だと判らない頃
私は母親として当然という思いから毎日毎日しんどい身体をおしながら
子どもの為に懸命に食事を作りました(母子家庭ということもあり)。
当時子どもは不登校でしたから(中1)、
朝・昼・晩と3食も作らなければいけない・・・
ただでさえ、身体がキツイのに・・・
そんなある日、
私 「ご飯できたから早く食べて~」
子 「う~ん・・・・・」
私 「早く食べてくれないと、お母さん、洗い物だってあるんだから」
熱があろうが、しんどかろうが、
母親として食事を作るのは当然のこと。
親からそう教育されていましたから、
それが母親の務め・義務だと信じて疑わない私でした。
ですが、しんどいのに作った食事を
さっさと食べてくれない子どもに内心イライラしてた私。
そんな私の不機嫌な態度を子どもは察したんでしょう。
子 「あのさ~、しんどいなら無理して作ってくれなくてもいいんだけど!」
私 「何それ?お母さんしんどい中、頑張って○○の為に作ったのに!」
子 「こっちだってそんな不機嫌な顔して作られるくらいなら、
しんどいからコンビニで何か買って食べてって
言われた方がよっぽどましだよ!」
私 「悔し涙・・・・・・・・・・・」
しんどくても、母親として食事を作らねば、作るべきと思い、
(ねば・べき 思考はやめましょう~♪)
自分にムチ打ちながら作った食事なのに・・・
なんでこんなことを言われなきゃいけないの・・・
私は継母にも一度も口答えしたことないのに・・・
この子は食事を作ってくれた私になんて酷いこと言うの・・・
なんて・・・
自室にこもり、泣きに泣いていました・・・
私の継母は、私にとって絶対的存在で。
私は子どもの頃から、継母にしんどいと訴えようものなら、
「あんたは本当に我慢が足りないうえに根性がないんだから!
あんただけじゃないわよ、しんどいのは!」
と言われながら育ったせいか 、
いつしか、自分は我慢と根性が足りない人間なんだと
思うようになっていました。
そして自分の身体の限界さえ分からなくなっていました![叫び](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
ひらすら自室で延々と泣いていた私でしたが・・・
子どもに言われた言葉に、ハッと気づいたんです
(この頃、心理学を学び始めていたこともあったと思います)
私は子どものためでなく、
自分が母親の義務を果たさなればいけないという
使命感から作っていただけではないんだろうか・・・
いいお母さんになろうと無理していたんじゃないだろうか・・・
出来て当たり前、出来ない人間は必要ない
そんな環境で育ったために自分で自分を縛っていたんだ・・・
しんどいならしんどいと言っていいんだ・・・
親が子どもに甘えてもいいんだ・・・
無理してご飯作らなくていんだ・・・
そう気づいた私は自室から出て子どもに、
「お母さん、よく考えたんだけど・・・ごめんね。
そりゃあそうだよね~、
いくらしんどいからって不機嫌な態度で恩着せがましく
ご飯作られる○○もたまったもんじゃないよね。」
「お母さんしんどいからってイライラしててゴメン。
だからお母さん、これからは○○が言ってくれたように、
今日はしんどいからこれで何か買って食べてねって
言うからその時は宜しくお願いね」
と正直な気持ちを伝えました
後日、体調が悪かった私は子どもに、
「ごめん、今日しんどくてご飯作れないから、
これで自分の好きなもの買って食べて」
と笑顔でお金を渡しました
すると何ということでしょう♪
(劇的ビフォーアフターのBGMが聞こえてくるよう・笑)
子どもの口から
「わかった~♪お母さんの分も買ってくるよ。
お母さんはどんなものが食べたい?」
なんて、思いもよらない優しい言葉が-
私はその時、子どもから学びました
無理して頑張らなくていいこと
しんどい時は無理しなくていいこと
いいお母さんになろうとしなくていいこと
我慢し過ぎなくていいこと
母親だからと義務づけなくていいこと
頑張り過ぎなくていいこと
一人の人として生きていいこと
そして、
~してはいけない
~しなくてはいけない
という、禁止や抑圧、否定から
~しなくてもいい
~してもいい
と、
自分を嵌めていた型から出して自由にしてあげることを
★興味のある方は覘いてみてくださいね★
最後まで読んでくださり感謝します。
病と生きるカウンセラー
十川 千惠美
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tel : 052-801-0568
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お時間がありましたら、十川千惠美の
「生い立ちとメッセージ」 を読んでいただけると
嬉しく思います。よろしくお願いします。
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