「彼が死んでから3年がたつ」というような文を、
「4通りの英語で書け!」
という作業を、高校受験のレベルでも
やらされたりします。


いちおう4通り書くと、


He has been dead for three years.
Three years have passed since he died.
It is three years since he died.
He died three years ago.


ということになるのですが、ここでは特に

It is three years since he died.

という書き方に注目してみたいと思います。


それはつまり、パターンで言えば、
「It is (年月) since ~」=「~以来(年月)が経った」
という型として習います。


・・・すくなくとも、私が高校生だった頃は、です。


最近は変わってしまって、
「It has been (年月) since ~」というパターンも
許されるようになりました。


私が高校生だった頃は、そのパターンは「誤り」だって
言われてたんですよ。


月日とともに、実際変わって行くんだなあ、としみじみ
思いました。


since は基本的に、「現在完了形」とセットで使われる
前置詞として学習するので、
「It has been (年月) since ~」という現在完了形を
使ったパターンが許容されるようになったのは、
むしろ自然で、わかりやすくなってよかった、と思います。



潮田耕一

次の英文は、現在のニジェールの状況です。
日本語に適する英文となるように、空所に単語を入れてください。先頭の数文字が
与えられてる単語もあります。


Niger holds the ( ) highest under-five (mo ) rate in the world.
ニジェールでは、5歳以下の人の死亡率が世界で2番目に高い。





解答はこの下にありますので、うっかり見てしまいたくない方は、
紙などで隠されるとよいと思います。






さて、解答です。
Niger holds the (second) highest under-five (mortality) rate in the world.
となります。


最初のかっこは、最上級とセットになり、「2番目にもっとも~」という意味を添える
副詞second が入ります。


second, third, fourth といった形は、最上級(問題文ではhighest)に付いて、
「(2番目に/3番目に/4番目に)もっとも~」という意味を出すことができます。


つぎのかっこは、「死亡率」という決まり文句「mortality rate」のmoratality が
入ります。


私の手持ちのジーニアス英和辞典では、mortality rate で
そのまま辞書の見出し語として載っています。


mortality という単語の難易度についていえば、
大学受験レベルでも登場するくらいのレベルです。



潮田耕一

hundred (100)やthousand (1000) に関して、
初学者がまちがえやすい点は、
なんといっても
「いつs をつけて、いつつけないか」
の区別でしょう。


まず、hundred もthousand も、
基本的にs はつきません。


つまり、

100 =a hundred (またはone hundred)
200 =two hundred
300 =three hundred


1000 =a thousand (またはone thousand)
2000 =two thousand
3000 =three thousand


のようになります。


そして、hundred やthousand にs がつく
場合というのは、


hundreds of ~=「何百もの~」
thousands of ~=「何千もの~」


という熟語に限ります!


ちなみに、hundred やthousand だけでなく、
million (百万)も、まったく同じことが
あてはまります。


million にs がつくのは、


millions of ~=「何百万もの~」


という熟語の場合に限ります!



潮田耕一

日本語の意味になるように、(  )に入れるべき英単語を考えましょう。
(  )にはそれぞれ1単語ずつ入り、つづりの最初の方の文字が与えられている
ものもあります。


He (fun   ) the company's money into his own bank (a   ).
彼は会社の金を自分自身の銀行口座に流し込んだ。





解答はこの下にありますので、うっかり見てしまいたくない方は、
紙などで隠されるとよいと思います。






さて、解答です。
He (funneled) the company's money into his own bank (account).
でした!


最初のかっこは、「(お金などを)流しこむ」という意味の動詞funnel が
入ります。


「funnel (お金) into(またはto) ~」=「~に(お金)を流す」
という基本パターンを取ります。


funnel は、名詞としては「ろうと」のことを指します。
理科の実験などでろうとを使った記憶のある方は多いでしょう。
ろうとは液体を流しこむために使う道具ですから、「流し込む」
という意味になるのはうなずけます。


次のかっこは、「銀行口座」=「a bank account」 のaccount が
入ります。


account は多義語だし、動詞にも名詞にもなれるので、
他の用例に出くわしたときに徐々にその意味も吸収すればいい、
という気持ちで気長に構えたら楽だと思います。



潮田耕一

5文型のうちの第3文型と第4文型の
話をするときに、

たとえばgive という動詞が登場して、


I give a present to her.
I give her a present.


の2つの文は、どっちも
「私は彼女にプレゼントをあげる」
という日本語になるけれども、


文型は
I give a present to her. =第3文型
I give her a present. =第4文型

という区別があるんだよ~、

といったことを習います。


とりあえず文型はおいておくとしたら、
「(人)に(物)をあげる」と言いたいときには、


give (物) to (人)
give (人)(物)


という2つの書き方のパターンがある、ということなんです。


じゃあ、give と同じく、やはり「(人)に(物)を~する」
という意味である、explain はどうでしょう?

explain は「(人)に(物)を説明する」という意味の動詞です。


explain の場合は、give とはちがい、
「explain (人)(物)」という言い方ができません。


そうではなく、
「explain to (人) (物)」や、
「explain (物) to (人)」
という2つの言い方ができます。


つまり、explain の場合には、(人)の前につねに前置詞のto を
つけなくてはいけないんです。


正誤問題とかでもよく出るし、英作文でexplain を使いたいときにも
大切な事項となります。


細かいことですけれど、知ってれば対処できることなので、
ぜひ事前に知っておきましょう!


潮田耕一

「私は駅から歩いて2分以内のところに住んでいます。」
という日本語を英語にするとき、
within という前置詞を使う手が1つあります。


within は「~の内部、~以内」という意味を持っています。


で、within を使うと決めたとして、どう使いましょうか?
その使い方は、正誤問題とかでもしばしば見ます。


最初はだれでも、

「駅から2分以内」と書いてあるし、
すくなくともfrom は使うだろうな・・・

と思うものです。


しかし、そこが実は落とし穴だったりします・・・

within という前置詞を使って
「(場所)から(距離)以内」と言いたいときは、

「within (距離) of (場所)」
というパターンを取ります!

残念ながら、from じゃなくてof なんです。


「私は駅から歩いて2分以内のところに住んでいます。」
であれば、たとえば

I live within two minutes' walk of the station.

という書き方をすることができます。


「歩いて2分」という距離の表し方は、
英語ではtwo minutes' walk 、つまり「2分ぶんの歩き」
というふうに言うことが頻繁にあります。
このwalk は名詞として使われています。


ちょっとやっかいですけど、こういう例外も
きちんと事前におさえてしまえば、怖くはありません!



潮田耕一

やれるだけのことは試したけれども、
それでもどうにもならず、どうしていいかわからない。


そんな気持ちを表現する熟語に、

「at one's wits' end 」

というのがあります。


ふつうにbe 動詞とセットにして、


I am at my wits' end


などと言うことができます。


この熟語は私が高校生の頃、
熟語集に載っていたので覚えた記憶があるのですが、
最近の熟語集では、

「もはやat one's wits' end など出ない!」

と名指しで批判され、登録抹消になっている場合が
あるようです。


そのat one's wits' end ですが、
大学生時代にNOVAのボイスルームで使ったら、

「そんな熟語まで知ってるのか!」

と、驚き好きなアメリカ人が驚いてくれたので、
ちょっと鼻高々でした(笑)


おまけに、ちょうどそのとき、
東大理科3類の学生が同じボイスルームに来ていて、
そのアメリカ人がその理科3類の学生に、

「君はこの熟語知ってる?」

と聞いたんです。


で、彼は


「いや、知らない」


と答えました。


東大理科3類と言えば、東大でもいちばん難しい科類
ですから、その人に知識勝ったような気になれて、
虚栄心が満たされました(笑)。


ちなみに私は文科3類、つまり東大の中では
いちばん入りやすい科類の1つに通っていました。



潮田耕一

search には、動詞の意味と名詞の意味があります。


動詞のときは、
「search (場所) for (物)」=「(物)を求めて(場所)を探す」
という基本パターンをとります。


「その本がないか、その部屋を探す」であれば、
search the room for the book
となります。


セットとなる前置詞はfor なわけです。


search が名詞になったときも、
いちおうセットとなる前置詞はfor の「ときも」
あります。


たとえば、ちょっと難しめの表現が入ってしまいますが、
「その行方不明者の捜索は打ち切られた」
であれば、
The search for the missing person was called off.
のようになります。


やはりセットの前置詞はfor ですよね。


しかし!
大学受験の標準レベルで登場する、search を使った熟語に、
「in search of ~」
というのがあります。

「~を求めて、探して」 という意味です。


この熟語だけ、なぜかセットの前置詞がof なんです。
ほんとこまったものだな、と思います。


僕が高校時代も、ずっとまちがえてた気がします・・・
in search for ~ というふうに、for とセットになるものだと
思い込んでいましたからね。


ほんと英語においては、つねに、
「ひょっとしたら例外があるかもしれない!」
と思って、注意深くしていないといけないです。



潮田耕一

自分が大学生時代NOVAのレベル3の生徒だったころ、
ボイスルームという、いろいろなレベルの人と
ネイティブの講師とで英語のおしゃべりをする
部屋があって、そこに頻繁に通っていました。


そのボイスルームで、単語あてゲームみたいなのを
やっていたことがあったんですけど、
そこに他の校舎のレベル2の生徒が来ていたことがあって、

「その単語はs で始まるんだよね?」

みたいなことを言おうとして、


The word begins from s, right?


みたいなことを言いました。


それを聞いていた私は、
「へ~、レベル2でも前置詞とか間違うものなのね」
と思いました。


「~で始まる」と言いたい時は、begin with ~
というように、前置詞with を使うからです。


それだけbegin っていうのは、日本人には
正しく使いにくい動詞だってことなんでしょうね。


ちなみに、その後私もレベル2に上がりましたが、
話してるとやっぱいろいろ間違えますわ(笑)


そして、自分がなってみたことで、
「レベル2っていってもしょせんこんなもんか、
まだ完璧からは遠いなあ。」
と、よくわかりました。


ちなみに、NOVAのレベル2というのは、全部で9段階
あるうちの、上から2番目のレベルですよ。



潮田耕一

中2のころ塾で英語を習っていた先生から、


rain cats and dogs


という表現を教わりました。


おもしろい表現だから、ということで紹介して
くださったのでしょう。
中学・高校レベルでは必要のないものですからね。


さて、rain cats and dogs の意味ですが、
「どしゃぶり」ってことです。


ちゃんとした文にするためには、たとえば

It is raining cats and dogs.


というふうに、it を主語にして書けばいいでしょう。


それにしてもなんでcats and dogs なんですかね?


想像ですが、猫や犬がたくさんいると鳴き声がうるさいですから、
それと同じくらいうるさく雨が降っている、という連想なのかも
しれません。



潮田耕一