次の英文はハイチのアリスティド氏に関するものです。
日本語に適する英文となるように、空所に単語を入れてください。

先頭の数文字が与えられてる単語もあります。


In 1990 Jean-Bertrand Aristide became Haiti's first (demo       ) (e     ) leader.
1990年ジャン=ベルトラン・アリスティドは、民主的に選出されたハイチ最初の指導者となった。





解答はこの下にありますので、うっかり見てしまいたくない方は、
紙などで隠されるとよいと思います。






さて、解答です。
In 1990 Jean-Bertrand Aristide became Haiti's first (democratically) (elected) leader.
となります。


最初のかっこは、「民主的に、民主主義的に」という意味の副詞democratically が入ります。


民主主義=democracy という名詞を覚えるのが

まず基本ですよね。
その上で、「民主主義的な」という形容詞democratic を

覚えます。


そして、形容詞を副詞形に変えるときには、

たいてい「ly」がつくわけですけど、
この場合は、ただly をつけるだけじゃなくて、

democratically というふうに、cally という語尾に

変わってしまいます。


形容詞形は、あくまでdemocratic であって、

democratical なんていう単語は

ないんですけど、副詞形はdemocratically と

なるんですね~、これが!


次のかっこは、選ぶは選ぶでも、選挙を通して選ぶ場合に

用いられる動詞elect の過去分詞形elected が入ります。


選挙という英単語がそもそも、

elect の名詞形election であるくらいですから、
elect は選挙と密接に結びついています。


ちなみにHaiti (ハイチ)の英語での発音は、

カタカナで書くと「ヘイティ」です。

私も最初、アメリカ人の友達が「ヘイティ」と言ったとき、

まさかそれがハイチのことだとは思わず、

間髪いれずに「は?」とリアクションを

返してしまいました・・・
・・・まぎらわしいですよね~


潮田耕一

ローグ(rogue)という言葉は、テレビゲームの世界では
ちらほら見かける単語です。


意味は「悪党、ごろつき」といったかんじで、
日本語では「ローグ」とカタカナ表記する人が多いですが、
実際の発音はむしろ「ロウグ」となります。
「ロー」じゃなくて「ロウ」です。


最近もローグ・ギャラクシーというタイトルのゲームが
発売されたのを知りました。

べつに買うつもりはないですけれど。


高校・大学初期の頃に好んでプレーしていた
「ラングリッサー」というゲームのシリーズでも、
ローグというクラスに属する敵キャラがいました。


そいつはいかにも悪そうなどろぼうっぽい外見だったので、
おかげでrogue という単語のイメージをすごく簡単に
つかむことができました。



↓ラングリッサー3。去年プレステ2に移植され

ました。

タイトー
ラングリッサーIII


潮田耕一

日本語の意味になるように、( )に入れるべき英単語を考えましょう。
( )にはそれぞれ1単語ずつ入り、つづりの最初の方の文字が与えられている
ものもあります。


He moved to (    ) country (    ) the (s     ) of his health.
彼は健康のために田舎に引越しをした。






解答はこの下にありますので、うっかり見てしまいたくない方は、
紙などで隠されるとよいと思います。





さて、解党です。
He moved to (the) country (for) the (sake) of his health.
でした!


最初のかっこは、「田舎」という意味にするためにcountry という名詞に
つけなくてはいけない冠詞the が入ります。


country には、「国」という意味もあり、そして「田舎」という意味もあるわけ
ですが、「田舎」という意味の場合には必ずthe が付きます。


ただ、細かい話になりますけど、逆に、the country となっているからといって、
それが必ず「田舎」という意味になるとは限らないです。
「その国」という意味になっている可能性ももちろんあります。


その次のかっこと、最後のかっことには、「~のために」という意味の
熟語「for the sake of ~」より、それぞれfor とsake が入ります。


sake の読み方は、カタカナで書けば「セイク」です。
これをまちがって「サケ」と読んだら、日本酒のことを指す英単語になってしまい、
意味不明です・・・


この熟語は、つい昨日行なわれたばかりの今年のセンター試験英語でも、
文法問題として出題されていました。
高校レベルの標準的な熟語の一つと言えます。


潮田耕一

上智大学の帰国子女用の英語試験は、
9月と1月の2回行なわれています。


昨日は9月の分の過去問を生徒がやっていたので、
それを見ました。


英文和訳の問題は、長文中に4箇所下線が引かれていて、
それらを日本語に訳す形式になっています。


その下線部の1つに、以下のような部分がありました。


「The past is home, albeit a lsot home in a lost city in the mists of lost times」


という文だったと記憶しています。


ここでalbeit が出てきてしまっているのを見て、
驚きました。


読み方は、カタカナ的には「オールビーイット」で、
接続詞であり、though と同様に使うことができます。


でも接続詞のわりには、albeit の後に「主語+動詞」が
来ていません。a lost home という名詞が来ているだけです。


ということは、このalbeit a lost home... の部分は、


・接続詞の後には、「主語+be 動詞が省略されうる(その主語が文の主語と一致する場合のみ)


という規則が使われていると考えて
(これは高校英文法のレベルでふつうに登場する知識です)、


albeit it(=the past) is a lost home...


と同じ意味だと考えることができます。


このalbeit という単語は、私自身高校生のときは当然知らない単語でした。
フォーマルな単語で、大学入試で出てくるとなるとレベルが高いな、と思いますが、
TOEICで出るぶんには、OKだと思います。


潮田耕一

「彼は日本に9年間住んでいる」という文は、
たとえば現在完了形を使って、


He has lived in Japan for nine years.


のように書くことができますよね。


では、「彼女はアメリカに9年住んでた」
というふうに、過去の話になった場合どうしましょう?

そんな日本語を英語にするとき、
必ず「過去完了」で書きたがる人がいます。


たとえば、
She had lived in Japan for nine years.
というふうにです。


しかし、これはまちがっています。

正しくは、もっとシンプルに考えて、
She lived in America for nine years.
です。


今」から見て、過去に住んでいた、と言えば
いいだけのときは、単純に過去形を使います。


では、どんなときに過去完了形を使うのか?


それは、「過去」から見てさらにそれよりも過去のことを
言いたいときだけです。


わかりやすいように例を挙げてみます。

「彼女は英語をとても上手に話した。彼女はアメリカに9年住んだことがあった。」


こんな文を英語にするとき、まず最初の文は、
She spoke English very well.
のように書くことができますよね。


で、その後の「彼女はアメリカに9年住んだことがあった。」
ですけど、これは、英語を話した(spoke した)ときよりももっと
過去の話ですよね?


つまり、spoke したという過去の時点よりも、もっと前に、9年
アメリカに住んでいた、わけです。


過去のある時点よりももっと前の過去を表したいときだけ
過去完了を使います。


ですから、「彼女はアメリカに9年住んだことがあった。」は、
She had lived in America for nine years.
のように書くことができます。


というわけで、
「彼女は英語をとても上手に話した。彼女はアメリカに9年住んだことがあった。」
の全部を英語にすると、それらを合体させて、
She spoke English very well. She had lived in America for nine years.
となります。



潮田耕一

次の英文は、貧困問題に取り組む人の声の一例です。
日本語に適する英文となるように、空所に単語を入れてください。先頭の数文字が
与えられてる単語もあります。


(Exp        ) to the realities of (po     ) is shocking.
貧困の現実に触れることは、衝撃的なことです。





解答はこの下にありますので、うっかり見てしまいたくない方は、
紙などで隠されるとよいと思います。







さて、解答です。
(Exposure) to the realities of (poverty) is shocking.
となります。


最初のかっこは、「~にさらされること」という意味の名詞exposure が
入ります。


exposure は名詞ですが、その動詞形expose は、基本パターンとして

「be exposed to ~」=「~にさらされている」

という型を取ります。


expose が前置詞to とセットなように、

その名詞形exposure も前置詞to とセットになって、

「exposure to ~」=「~にさらされること」

という意味になります。


次のかっこは、「貧困」という意味の名詞poverty が入ります。


「貧しい」という意味の形容詞poor は中学1年生で習うレベルの
基本的な単語ですが、それの名詞形がこのpoverty ということになります。

poor とpoverty は形があまり似てないんですよね・・・

せいぜい最初の「po」しか共通ではありません。


でも、この「貧困英語」のコーナーとしては、poverty は
いちばんの基本語と言えますので、いくどかお目にかかるときもあると
思います。


なので、まだ覚えていない方は、
「何度か見て、覚える努力をすれば大丈夫さ」
と気楽にかまえてください。



潮田耕一

今は電子辞書が広まり、私もそちらのタイプの辞書ばかり
使うようになってしまいました。


しかし、思い返せば、私が初めて英語を学びだした
中1の頃、辞書は紙でした。


開成中学校のそのときの英語の先生により薦められた
辞書は、ニューアンカー英和辞典でした。


中学生用のジュニア・アンカー英和辞典というのも
自分の判断でいちおう購入して、最初の頃は使い分けて
いました。


その後、中2か中3くらいのとき、ジーニアス英和辞典を
買いました。


ジーニアス英和辞典はそのときから、受験生が使うべき
ベストの辞書として薦められることがありました。


それからはジーニアス英和辞典とともに歩みました。

重たいしかさばるので、そのうち学校用にもう1冊買った
記憶があります。


学校用の辞書は重宝しましたよ・・・まくらとして(笑)


ジーニアスを机の上にボンと置いて、その上に体操着とか
タオルとかをおいてクッションにし、その上に顔の横側を
のせて寝る・・・


それが私の睡眠スタイルでした・・・

開成では、寝ててもあまり怒られることはなかったので、
ジーニアスまくらでしょっちゅう寝てました。

寝心地はけっこうよくて、よく眠れてましたよ(笑)



潮田耕一

日本のいわゆる学校英文法で学習したhad better。


意味は、「~した方がよい」ですが、
「~しないとやばいことになるよ」くらいの強さを
持ってしまうので、そう頻繁に使うことはないでしょう。


でも学校英文法では、がりがり使っていたhad better。


そして、まさかそれに、「had best」なんて形が
あるとは夢にも思っていませんでした・・・


たぶんこれは3年前くらいのこと、
友達のイギリス人が使ったんですよ、突然。


You'd best...


って。


これには驚きました。

「うっそ~、had better だけじゃなくて、had best も
あったんだ~!英語おもろい☆」
と思いました。


ちなみに、had best を知らなかったとバレると悔しいので、

知ってる振りして会話はごまかしました(笑)


でも、
「had best という言い方は非標準的であると考える
人もいる」
という注釈が辞書にはついています。


まあ友達同士気楽に会話するときには使っても
いいでしょうよ。


had best はhad better ほどいかつい意味ではないようです。
もっとshould に近く、軽く「~したらいいね」という
ノリで使えます。


潮田耕一

日本語の意味になるように、(  )に入れるべき英単語を考えましょう。
(  )にはそれぞれ1単語ずつ入り、つづりの最初の方の文字が与えられている
ものもあります。


This was one of the most (deva        ) natural (dis      ) in recent (d       ).
これは、最近数十年においてもっとも壊滅的な自然災害のひとつであった。






解答はこの下にありますので、うっかり見てしまいたくない方は、
紙などで隠されるとよいと思います。






さて、解答です。
This was one of the most (devastating) natural (disasters) in recent (decades).
でした!


最初のかっこは、「破壊的な、壊滅的な」という意味の形容詞devastating が
入ります。

もともとは動詞devastate の現在分詞形ですが、すでにdevastating という形で
1語の形容詞として確立されている単語です。


この問題文中では、つづりの指定がなかったなら、devastating 以外にも
destructive, catastrophic などの形容詞を入れても同様の意味になります。


次のかっこは、「災害」という意味になるもっとも代表的な名詞である、
disaster が入りますが、複数形にするのを忘れないでください。


この問題文のように、「one of (名詞) =(名詞)の1つ」となっているときは、
その名詞は複数形でないとおかしいです。


最後のかっこは、「10年」という意味の名詞decade が入ります。
「数十年」ですので複数形にするのを忘れないでください。


ちなみに、deca がつくと「10」関係の意味になるのですが、
それを覚えてもいまいち応用できる単語がありません。


世界史の文化史で出てくる中世の文学作品『デカメロン』くらい
でしょうか(もはや英単語ではありませんが・・・)

『デカメロン』、別名『十日物語』です。


潮田耕一

私の大学生時代、NOVA田町校で講師をしていた
マットはアメリカ人で、
フルネームをMatthew Norman といいます。


私が
「世界でひどい貧困に苦しむ人たちを無視した
生き方は、もうできない」
と痛感し、慈善的と言える活動(つまり寄付ですが)を
始めたのが、約1年半前。


そのころ、アメリカでは
「ハゲの慈善家」
が活動を始めていたようです。


人づてに聞いて、
「The Bald Philanthropist」
http://www.thebaldphilanthropist.com/
というタイトルのそのページを見ると、
Matthew Norman という名前が。


彼はmusician なので、自分の演奏を通して
寄付金を募るなどの活動をしているようです。


それを見つけたときにはうれしかったです。
形はちがえど、自分が知り合った人たちの中に
実は同志がいたということは励みになります。


bald は、「はげた」という意味の形容詞です。
philanthropist は、「博愛主義者、慈善家」といった
意味です。


phil が、東京フィルハーモニー交響楽団とかのフィルです。
「~が好きな、~を愛している」という意味を持っています。

philosophy (哲学)のphil でもあります。
哲学というのは、「知を愛すること」というのがもともとの意味の
ようですから。


あと、覚えにくいかもしれませんが、
anthrop とかがつくと、「人間」という意味が加わります。


そう考えると、philanthropist は
「人間を愛する人」
というのが語源的な意味ということになります。


そうそう、マットことMatthew Norman は、

本当にハゲですよ(笑)



潮田耕一