日本語にもなっている

タフガイ (a tough guy)

というカタカナ言葉があります。

物事に動じない強くてタフな男の人の

ことを言いますよね。

このtough (タフ)は形容詞です。

今日、オーストラリアの

インターネットビデオを見ていたら、

オーストラリアの人の4人に1人が

depression (うつ)

をわずらっている、と言っていたんですね。

そして中年男性が自殺する場合が多い、

彼らはずっと

tough it out

するように

教えられてきたのだけど、最後には

take their own lives (自殺する)

をしてしまう

という内容でした。

tough it out

というのは、決まり文句で、

負けずにがんばりぬく

ということです。

このtough は動詞ですよ。

it を目的語に取っているんです。

このit は、べつに文章中で前に出てきた

名詞を指しているわけじゃなくて、

ばくぜんと人生でおこる出来事全般を

指しているだけです。

なので、べつに前に名詞が出てきてなくても、

いきなりtough it out と言ってだいじょうぶです。

強い男として弱音もはかず、

タフであろうと

tough it out

して、最後にはどうしようもなくて

自殺する、というのは、

聞いていてとても悲しい話です。



潮田耕一  



もう2年以上前のこととなりますが、

さまざまなアーティストによる

チャリティーアルバム、HOPE という

CDを買いました。



その中のリー・ライアン(Lee Ryan)という歌手の

Stand Up As People

という曲が衝撃的でした。



リー・ライアンは、むしろ

「ブルー」というイギリスのグループの

ボーカル、と言ったほうが少しは

わかってもらえやすいかもしれません。



で、その曲がどのくらい衝撃的かと言えば、

すばらしくきれいな曲で、歌唱力もすごいなあと

思う一方で、

こんな曲を日々聞いていたら精神的にやられる

と思って逃げざるをえないくらいに、です。



戦争によりひどく苦しんでいる遠くの国の人々のことを

知っていながらも、実質知っていないかのように

何事もなかったかのように日常の雑事に埋没する人たちに対して

かなりダイレクトに訴えかけてくる曲なのです。



サビの部分にはこういう歌詞があります:



When are we going to stand up as people?

いつおれたちは、人として立ち上がるのだろうか?



日本人として、アメリカ人として?

白人として、黒人として?

アジア人として、ヨーロッパ人として?

そんな「枠」は関係ない。

そうではなく、

「人」として、「人」のために立ち上がることは

できないのか?



自分の目に写る人以外の人々の苦しみを正視して

いなかった当時の自分にとって、

この曲は聞いていてたいへん心苦しいものでした。



今でも心苦しいので、とてもきれいな曲であるにも

かかわらず、めったに聞くことはありません。



なお、このCDの収益の使われ方については、

リリース元のホームページ に詳しく書いてあります。:






Various Artists
War Child: Hope
潮田耕一


age という単語の使われ方ですが、

「~歳のときに・・・」

というふうに年齢の話をしたいときには、

at the age of ~

という表現を使います。

60歳のときに」であれば、

at the age of sixty

というふうに、sixty という数字だけ

書けばOKです。

これは大学受験レベルでもふつうに

出てくる基礎的な表現です。

前置詞がat とセットであることに

注意してください。

一方、age という単語は

「時代」という意味でも使われます。

たとえば

「この国際化の時代においては・・・」

といいたいときには、

in this age of internationalization

と表現することができます。

この際、前置詞がさきほどとはちがい、

in になったことに注意してください。

「時代」という意味のage とセットの

前置詞はin なわけです。

こういうひっかかりやすい事項は、

英語のテスト類ではよく出ます。

おまけですが、さきほどの

internationalization (国際化)

という単語ですが、

イギリス英語では

internationalisation

というふうに、z の部分をs にして

つづります。

潮田耕一

divine intervention

という表現があります。

私の大好きな映画の1つ

『パルプ・フィクション』

で初めて聞いて覚えました。

どんなシーンで使われていたかというと、

2人のギャングが、なめたことをしてきた

一味のアジトに乗り込んで敵を一掃したのち、

隠れていた敵に銃でうたれまくりました。

しかしその銃弾は一発も2人の体に

ヒットしませんでした。

そのとき、ギャングの片方が

That was divine intervention!

と言っています。

しかしもう一人のギャングの方は、

そういうことは信じず、

「まあこういうことは起こるものだよ」

という冷めた反応をして、口論になります。

さて、単語ごとに分析しましょう。

divine が、「神の」という意味の

形容詞で、

intervention 「介入」という

意味の名詞です。

intervene というのが、「介入する」という

意味の動詞で、大学受験生レベルであっても

英語への学習意欲が高い人であれば覚えている

単語です。

他にも、このdivine intervention という表現が

使われていた場面を1つ覚えています。

試合で相手にやられたのがくやしくて、

There must have been some sort of divine intervention.

(なにかしら神しかなしえぬような介入があったにちがいない)

と言っていたプロレスラーがいました。

いちおうintervention は、直訳では「介入」なので、

そう書いておきましたが、

「神のご加護」とか、訳しかえてみるのも

手だと思います。

潮田耕一

いまさらながら、

『ハリーポッターと賢者の石』

をイギリス版の原書で読んでおります。

その本が発売された当時、

家庭教師先の高1の子がハリーポッター好きで、

彼が読んでいく中その場ですぐに、

分からない部分を説明して教えていたことが

ありました。

あれはタフでした…当時の私の英語力は

今に比べればかなり低いものだったし、

それに、細かいところまで突っ込まれて

質問されると、どうしても説明がつきにくい

部分が出てきてしまっていました。

おおざっぱに原書の内容を理解して

楽しむだけだったら、英検準1級くらい

いっていれば、あまり問題ないでしょう。

さて、hide といえば、

隠れる」という自動詞または、

「~を隠す」という他動詞

である、基本的な単語ですよね?

でも、ハリーポッターを読んでいたら

こういう文脈でその単語が出てきました:

魔法学校1年生が買うべきものリスト

(中略)

One pair of protective glovesdragon hide or similar

これはおそらく、魔法とか唱えたときに

手を保護する、手袋というかグラブというか、

そういうものを買っておけ、ということ

なんですけど、かっこの中に入っている

dragon hide or similar

の意味はおわかりでしょうか?

これは名詞のhide です。

名詞の場合、hide は「(獣の)皮」という

意味になることがあります。

私の手元にあるジーニアス英和辞典では、

「隠れる」のhideとはもうひとつ別のhide

して見出しがつけられています。

なので、ドラゴンの皮またはそれに似たもので

できているグラブを買いなさい、という

ことなんです。

大学受験だけを考えるなら、覚えなくて

いい意味だと思いますが、それを超えた

一般的な英語のレベルでは、ちゃんと

使用されている意味です。

hide の「隠す」という意味から連想する

なら、

「体の中身を隠すもの=皮」

なので、覚えやすいと思いますよ。

↓私が今手にして読んでいるのが、

このイギリス版です。

ロンドンに行ったときに購入しました。

潮田耕一

J. K. Rowling
Harry Potter and the Philosopher's Stone (HARRY POTTER)

大学生の頃『ヴァニラ・スカイ』という

アメリカ映画を好んでみていました。



家庭教師先の子で映画好きの子がいて、



スペインの『オープン・ユア・アイズ』

という映画がすばらしい



と言っていたときがあったのですが、

その映画がトム・クルーズ主演

アメリカ映画『ヴァニラ・スカイ』として

リメイクされました。



ヴァニラ色の空の下の世界で

自分の描く「夢」を見た男の

話です。



そして最後はそのヴァニラ色の

空の世界から「落下」します。

でも、それは祝福するべきこと

なのだと思います。



登場する俳優が豪華なのも

けっこうなことでしたが、

それだけではなく、

理想と現実のギャップに強く苦しんでいた

当時の私にとって、その主人公には

とても共感できました。



物語の冒頭の方で、

主人公に執着するが

大事にされることのない女性が、

報われなさのあまり、

「あなたを愛してるの」

という台詞をこう言っていました:



David, I love you!

I fucking love you!



「なるほど、愛している際にも

やるせない気持ちがこもってくると

fucking がつくわけか!」



と、このせりふを聞いたとき、

ひとりでなんかすごく勉強に

なった気がしたものでした(笑)




CICビクター・ビデオ
バニラ・スカイ


潮田耕一


The other day, I read this book: “地球では1秒間にサッカー場1面分の緑が消えている

Actually, I bought that book a few years ago, but I still haven’t read all the pages. But I’ve read most of them. On that day I learned that the total amount of food thrown away at supermarkets and convenience stores in Japan EXCEEDS that given, as aid, to people in need.


Can you believe that? In some countries, people throw away food. In other countries, people die because of lack of food. Do you want to know how I feel? Livid is not the word. And I’m sure some of you feel the same way. Thank you



*注

日本のスーパーやコンビニで捨てられる食べ物の総量は、困った状態にある人々(=people in need)に援助として(as aid)与えられるそれ(=that, すなわち食べ物の総量)を上回っている(exceed)、という内容です。

.



田中 章義, 山内 マスミ
地球では1秒間にサッカー場1面分の緑が消えている


Koichi


記事の更新が遅れまして、

楽しみにしてくださっている方々には

たいへん失礼いたしました。

昨日はほとんど一日中

塾の引越し作業をやっていて、

そして今日は極度の疲労で

ずっとぐったりしておりました。

さて、「サイコ」というカタカナ言葉は、

日本語でも多少浸透していると

思うのですが、どうでしょうか。

映画にも『サイコ』というタイトルの

ヒッチコック監督のものがありますし。

あれは、psycho と書くのですが、

発音は厳密には「サイコウ」となります。

psycho の最後のo は、「オウ」

読むからです。

で、意味は

「精神的にいかれているヤツ」

です。

で、これもアメリカのプロレスWWE

見ていて思ったんですけど、

(毎週見てるので気づくことも多いんです)

ミッキー・ジェイムズ(Mickie James)という

頭のおかしい女レスラーがいて、

それと敵対する女レスラーが観客全員に向かって、

Is Mickie James a psycho!?

と大声で呼びかけました。

そして観客からは、

She is a psycho! She is a psycho!

と連呼する声が聞こえてきました。

ミッキー・ジェイムズはその後泣き崩れて

リングを去りました。

私はそれを見て、

「まあほんとにpsycho だししょうがないね!」

と楽しみました。

(まあこれはエンターテインメント番組で、

 基本的に演技なのでシリアスに受け止めなくて

いいんです)

psycho の音は「サイコウ」です。

日本語だったら、「最高」のことだと

言うのに、ほんと天と地の差ですね()

潮田耕一

アメリカのプロレス団体WWEの人気レスラー、

エディ・ゲレロ(Eddie Guerrero)

昨年30半ばにしてなくなりました。



Lie, Cheat, and Steal!

(うそをつけ、ズルをしろ、そして盗め!)



をキャッチフレーズに、試合での勝利を

盗み取っていった、ユーモアのある

人でした。



彼と同じくラテン系の朋友、レイ・ミステリオは、

ことあるごとに天を指差し、エディを

偲ぶ動作をします。



先日のWWEの放送を見ていたら、

ヒール(悪役)であるランディ・オートンが、

レイ・ミステリオの天を見上げる動作に対し、

下の方を指差しながら

人として最低のことを言いました。



Eddie ain’t in heaven.

Eddie’s down there, in hell !

「エディは天国にはいないぜ。

エディがいるのはこの下、地獄だ!」



ヒールとはいえ、こんな最低なことを

言わなくてはいけないとは、つらい業界ですね。



ショーとはいえ、こんな最低なことを言われ

なくてはいけない、ミステリオや、エディの

親族の方もつらいでしょうね。



ほんとうにがんばってショーをやってるんだなあ、

と感心してしまいました。



さて、ain’t という表現ですが、これは

isn’t, aren’t, am notの代わりに使われる、

くずれた表現です。

非標準的な英語です。



でも、ボン・ジョビにも

This ain’t a love song

という曲がありますし、ain’tはふつうに

見かけます。



また、「天国にいる」と言うときに、

heaven という単語にthe とかつけたく

なるかもしれませんが、それは不要です。

シンプルに、

be in heaven 天国にいる」

です。

地獄(hell)の場合も同様です。

be in hell 地獄にいる」

です。




潮田耕一



昨日tell off についての記事を

書いた後、今日の英検の2次試験を

受ける生徒を指導しました。



3時間ほどみっちりやったので、

一時的に能力がぐっと高まったはずです。

きっと受かってきてくれることを願います。



試験を突破する重要なコツのひとつは、

なんといってもやはり、

「試験直前に、試験と同じ形式で

徹底的に練習する」

ということです。



そうすることで、悪く言えば

本当は実力が足りていない人でも、

一時的にその試験のタイプの英語だけは

ごまかせる力がつきます!



私自身も、TOEICとか英検とかなんであれ、

試験を受ける際には必ずそうやって、

悪く言えばドーピングのように(笑)、

一時的パワーアップを図っています。



さて、英検2級の2次ですから、

カードに書いてある3コマの絵を見て、

話を英語で説明する問題が入っています。



その練習をしていて、生徒が



She wanted her husband to tell off their child.



という表現を使いました。



昨日の記事に書きましたが、

私はtell off を大学受験時代知りませんでした。

しかし、この生徒は知っていました。



私「え?tell off なんて使えるの?すごいじゃん。」

生徒「『しかる』って、私tell off しか知りませんから。」

私「え~!?scold じゃなくてtell off の方だけなの?」

生徒「はい。tell off は3回か4回見た覚えがあります。」

私「うげげ…」



昨日tell off の記事を書いた直後に、

このような出来事があり、なんかちょっと

若干の敗北感とショックを受けました(笑)



ほんとは、人によってさまざまといえば

さまざまなんですよね。

何がかんたんな表現で、何がむずかしい表現か

なんて。



その生徒にとっては、tell off はかんたんな

表現なわけですし、それはそれでまったく

けっこうなことです。

単語集等で分類されている難易度だけで

決められるものではないですね。




潮田耕一