すでにライティングセクションのAI採点について書きましたが、その補足です。
少し前まで、公式サイトでは2023年に導入されたAcademic Discussionのサンプル問題が公開されていました。このサンプル問題は本番と似たような形式で、解答を入力し、送信するとAIがスコアを計算してくれました(今は利用できません)。
試しに内容とは関係のない文章を入力してみたのですが、その際のスコアは5点(満点は5点)。それがたまたまだったのか、そのサンプル問題のAI採点は実際のAI採点と異なるのか、知る由はありませんが、AIは解答の詳しい内容までは採点できないという可能性もあります。いずれにせよ、内容はマニュアル採点で確認されるので、総合的な対策が必要なことには変わりありません。
最近ではAI採点対策として、AIが採点のシュミレーションをしてくれるサイトもあるようですし、公式サイトで最近公開されたTestReadyでもAIが採点してくれるようです。そのようなサービスを利用して練習するのはよいと思うのですが、あまりにもAI重視で練習すると、実際の試験では予想に反してスコアが伸びないということになるかもしれません。
総合的なスコアにおけるAI採点とマニュアル採点の比重は公開されていません。ただ、公式サイトの解説などからもくみ取れるように、採点においてより重視されるのは内容だと考えたほうがよいでしょう(単語や文法がケアレスミスの範囲である限り)。
ライティングで押さえておきたいポイントはこちらの記事で書いたので参考にしてください↓