TOEFLースピーキングAI採点に関する「有力情報」 | TOEFLコーチ サボテンの「TOEFLここだけの話」

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まずTOEFLスピーキングセクションのAI採点対策について考えます。以前おすすめした↓、公式の模擬テストですが、こちらを受験すると、自分のスピーキングに関する詳細なフィードバックを見ることができます。

 

 

 

 

このAIによるフィードバックによると、スコアは以下の基準をもとに計算されます。

  • Speaking Rate
  • Sustained Speech
  • Pause Frequency
  • Repetitions
  • Rhythm
  • Vowels
  • Vocabulary Death


調べてみたところ、ウェブ上にはSpeaking Rateが特に重要との情報がありました。速く話せば、他の採点基準にも影響します。例えば、スピードが上がればそれだけ単語数が増えます。単語数が増えれば、同一単語の重複が減り、ポーズの回数や長さも全体的に見れば少なくなります。これは本当にその通りだと思います。

では、TOEFL公式サイトのスピーキング問題、第一問に関するビデオを見てください。スコア4とされた模範解答を聞いてみると、話すペースは特段速くはないことがわかります。

 

 

 

 

AI採点ではSpeaking Rateがスコアを左右することは確実でしょう。ただ問題は、総合的な採点においてAI採点のウエイトがどれほどあるのかです。それはもちろん公表されていないため、確かなことは言えません。しかし、模範解答を考慮するとAI採点のウエイトはそれほど大きくないと推測することもできます。

 

また、無理に速く話そうとすると焦ってミスが出やすくなる可能性もあるため、Speaking Rateにフォーカスした対策はやや注意が必要かもしれません。

以上を総合的に考えると、個人的には無理のない範囲のAI採点対策をおすすめします。話す速さや発音などの改善にはある程度の時間がかかります。一方で、ポーズは努力すればより短い期間で減らすことが可能でしょう。このためAI採点対策としてはポーズの回数を減らすこと、ポーズの長さを短くすることをおすすめします。

 

長くなってしまいそうなので、そのための具体的な方法は次回考えます。