TOEFLースピーキングセクションAI採点対策 | TOEFLコーチ サボテンの「TOEFLここだけの話」

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英語教授法MAによるTOEFLサバイバルガイドと英語学習のあれこれ

前回、TOEFLスピーキングセクションのAI対策として、ポーズの回数を減らす、ポーズを短くすることを提案しました。その具体的な方法は以下3点です。

まず、スピーキングの準備時間内に話すことを整理しておきましょう。そのためにはメモが有用です。1問目から4問目まで具体的なメモのポイントを見ていきます。

第一問目はあるテーマについて自分の考えを述べる問題です。ポイントは以下です。

  • 自分の意見
  • 理由①とその説明(具体例や利点など)
  • 理由②とその説明(具体例や利点など)

理由は一つでもよいでしょう。無理をして2つ、3つ考えようとして、時間内に考えがまとまらない場合、スピーキング中に言葉に詰まってしまうかもしれません。それよりも理由は一つでも、論理的にわかりやすい説明をしたほうがよいでしょう。

第二問目ではリーディングでキャンパス内における何らかの計画とその理由が説明され、それに対する男子または女子の意見とその理由がリスニングで明らかにされます。ポイントは以下です。

  • パッセージ部分: 何らかの計画、理由①、理由②
  • 会話部分: 女性/男性のその計画に対する見解、理由①と具体例、理由②と具体例

第三問目ではまず短いパッセージを読んでから、レクチャーを聞きます。ポイントは以下です。

  • パッセージ部分: トピックとその定義
  • レクチャー部分: 具体例①、具体例②

第四問目ではレクチャーを聞きます。ポイントは以下です。

  • トピックとその定義、具体例①、具体例②


以上のポイントを自分に合うメモの取り方で、できる限りとらえましょう。さらにテンプレートの利用も効果があるでしょう。こちらはマニュアル採点対策と関係する要素もあるため、次回以降で説明します。

ポーズを減らすためにできることはもう一つあります。途中で言葉に詰まっても話し続けることです。言葉に詰まると、試験のプレッシャーから思考停止におちいってしまう人もいると思います。とにかく話し続けましょう。TOEFLの試験だと思わず、普段の会話と同じように、つまずきながらでも話を続けることが大事です。

最後にFiller wordsの使用も検討してみましょう。Fillersは会話で使用されるあまり意味のない単語や慣用句です。例えば、Basically, Clearly, I mean, As a matter of fact, At the end of the dayなどです。AIがfillersをどのように処理するのかは不明なので、その効果ははっきりしませんが、ポーズよりは減点になる可能性が低いかもしれません。