音声でもお話ししています。
AP Stylebookというのがありまして、journalismとかでの「書き方」の基準を出している本です。それに今般、すこし変更があったようでして、
unique
という形容詞をqualifyしてよい
ということになったそうです。
qualifyする、というのは、文法の用語で「(限定)修飾する」ということです。つまり、
youngであれば、
very youngとか、especially youngとか、そういうことが言えるんですね。ですが、この unique はそもそもの意味が「唯一の」だったために、veryを付けられない語だったんです。
だいたい「唯一」なのに「とても」はないですね。
ただ、この uniqueは extraordinary みたいな意味もあるので、その強調ということで、付けてもよい、みたいなことになったのでしょう。
ただ、いやいや、それはないわ~、というジャーナリズムのエディターたちも多いとのことです。
これはTOEFLでも、昔文法の問題があったころは、一つのポイントでした。
ちなみに very のつかない形容詞を思いつくままあげてみますね。
absolute / perfect / infinite / ideal / complete / eternal / dead / pregnant / full / empty / fatal /final / impssible / immortal / invisible / blind / straight
"perfect" 完全だ、とかいいつつ、 a little perfect少しだけ完全、とか very perfectとても完全、というのは難しいですね。
ちなみに、redなどの色は、veryつきます。
The sunset was very red.
などです。たしかに、色はshadeがありますから、大丈夫そうですね。
大きな問題ではないかもしれませんが、語感を磨く上では大切なことだと思います。さて、今日は、そういうqualifyできない形容詞を一つ発見してみてください。