先日、視察に行った佐賀県武雄市から資料が届きました。
武雄市といえば名物市長である樋渡市長の斬新なアイデアと実行スピードで数々の政策を構築しています。
今回勉強しにいったのは「レンタルのTUTAYA」に運営管理を委託した武雄市民図書館と、フェイスブック・シティ課です。
図書館についての私の所見は後日お知らせするとして、今回はフェイスブック・シティ課について述べたいと思います。
武雄市の広報力はすごかった!
なんせ、市役所の中にフェイスブック課があり、職員全員がフェイスブックでアカウントを持っており、以前のHPのように市民がわざわざ情報を取りにきてもらう時代ではなく、日常生活の中で情報を市側から発信し、それを、共有できることが大きな理由であるとのこと。
でも、一番の理由は樋渡武雄市長が「フェイスブックにはまっていたから」だそうです(笑)
もちろん、セキュリティについての議論は止まないのが現実らしいが、武雄市担当職員は「リスク?」「もちろんあります!」「でも、やるのか!だから、やらないのか!」ですと言い切っています。
また、フェイスブックだけでなく市報にも力を入れており、様々な角度から「武雄市の情報」を市民に発信していることが分かりました。
佐賀県武雄市の市報になぜか熊本のくまもんが登場したり、市長の対談が掲載されていたり、もはや市報ではなく市民が次号を待ち望む「月刊誌武雄」といった感じでしょうか。
これからの行政運営、公共サービスのキーワードは「市民と行政との距離感」であると考えており、そのためにも行政が発信する情報(災害、福祉、環境、教育など)を市民が共有し、互いの情報発信のもと、町づくりをしていくことが大切と私は考えております。
武雄市においては、市民のハートをがっちり掴んでいる樋渡市長がおり、そして、それに努める武雄市職員もいるのです。
今後は、和歌山市においても、広報広聴課の職員さん達と意見交換しながら武雄市に負けない情報発信&共有を構築していきたいと考えます。