約2900万円を出せば中国人一家3人が台湾へ移民できる!? | 和歌山市議会議員 戸田正人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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900万台湾ドル(約2900万円)を出せば一家3人が台湾へ移民できる!

中台サービス貿易協定が6月21日に正式署名され、投資金額が900万台湾ドルに達すると中国投資責任者1名、及び2名の管理者が台湾での滞在を許可されるというものです。

これは事実上中国人が900万台湾ドルがあれば家族全員が台湾へ移民することが可能であり、欧米と比べても「投資移民」基準は一段と低いというものです。

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また、この必要な900万台湾ドルの資本金はひとまず貸付金で建て替えて、台湾当局の審査を通過すれば、この資本金を引き出す事が可能となっているのです。

考え方を変えれば、自己資金がなくても台湾当局の審査を通る期間さえ貸付してもらえれば、永住権が発生するというもの。つまり、中国人が無償で台湾へ定住移民することが可能という事なのです。

このような状況下になると、中国人の多くが台湾へ移民し、やがて市民としての権利を主張し、ひいては政治的介入となり台湾国家の方向性も大きく左右されるのではと推察してしまいます。台湾が台湾でなくなってしまうのではと大変危惧するものです。

台湾が台湾であるために、李登輝元台湾総統が当時おっしゃっていた「台湾人としてのアイディンティティ」を今一度確認して頂きたいものです。

これは、我が国の安全保障にも繋がる大きな問題となりかねないと思慮します。

(画像は一昨年訪れた台湾政府行政院でのショットです)