神武天皇の兄イツセノミコト | 和歌山市議会議員 戸田正人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

本日、竈山神社に参拝してきました。


古事記によると、イワレビノミコト(後の神武天皇)と兄のイツセノミコトは九州高千穂地方から日本全土の安定のため東に拠点を移動さす事を決めました。


それが神武東征の始まりです。


日向、筑紫から瀬戸内海を東に進み、安芸、吉備、明石などを経て浪速地方たどり着きます、そして盾津(東大阪)あたりで、彼らを待ち構えていた土豪軍との間で大きな戦がおこり、イツセノミコトは大きな傷を負います。


激しい戦いから「我々は日の神の御子だから、日に向かって(東に向かって)闘うのは良くない。廻り込んで日を背に(西に向かって)戦おう」という助言を得て一行は南(和歌山)へ進めるのですが、その戦で負った傷が原因で、紀の国の男之水門(おのみなと)で亡くなってしまいます。


そのため、紀の国竈山(和歌山市和田)にイツセノミコトを葬り、竈山神社に祀ったとされているのです。


その後、イワレビノミコト(後の神武天皇)は熊野(和歌山県新宮市あたり、世界遺産熊野古道や熊野大社がある)に向かい、日本サッカー協会のシンボルマークでもある八咫烏(やあたからすorやたがらす)に先導され、現在の奈良県橿原で初代天皇として即位されました。



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古事記から地元和歌山にまつわるお話を私なりに文章に記しましたが、とても神秘的!ロマンティックだとおもいませんか?


今年で古事記1300周年の年に和歌山にもこんなにロマンに溢れる神域がある事を地元、県外の方に知ってもらいたいと思いますし、初代天皇である神武天皇の兄イツセノミコトが祀られている竈山神社で参拝し、日本人しか感じ取れない歴史を味わってほしいなと思います。


さて、神武天皇が即位されてから約2672年。


今も直、万系一世、男系男子の流れを引き継ぎ今の天皇がある。


約2672年間崩れる事なく守り続けられている、私達国民と天皇との形こそが、我が国の国体であり、私達が日本に生まれた瞬間から天皇が存在し、私達の暮らしの反映を祈っておられる、その形に違和感を感じないのは、日本人に流れる血に理屈のいらないDNAが存在しているに違いないからだと思います。


またその事が、我々日本人のアイデンティティーであると確信しています。