櫻井よしこ理事長 | 和歌山市議会議員 戸田正人 オフィシャルブログ Powered by Ameba


和歌山市議会議員 戸田正人のブログ



櫻井よしこ氏が理事長の国家基本問題研究所主催「アジアの自由と民主化のうねり」と題するシンポジウムに出席しました。出席者のなかには安部元総理、平沼先生、下山先生、石平先生など多くの先生方も参加されており、このシンポジウムがどのような位置付であるものなのか、お分かり頂けるものと思います。


その内容はチベット亡命政府ロブサン・センゲ首相が初来日され、チベットで起こっている事実を日本の皆さんに知ってもらい、そして対話による平和的解決に向けて切なる思いがある事を参加者にお訴えられておりました。


チベットは1949年に中国共産党の人民解放軍がチベットに侵入して以来、チベットの伝統や文化である寺院の破壊や僧侶たちの投獄などの弾圧が行われ、それに反抗するチベット人をも武力制圧し、ラサ地区だけでも87000人が死亡したのです。


そのため、チベットの政教両面での最高指導者であるダライ・ラマ法王は余儀なく亡命せざるを得なくなったのです。


中国の人権弾圧行為は現在進行形で、宗教弾圧、人権侵害、寺院などの破壊、国土の軍事化、漢民族の入植しチベット人女性に対する強制的避妊政策が実施され、チベット人のアイディンティティそのものを破壊しているのです。



和歌山市議会議員 戸田正人のブログ


~中国によるチベットの侵略概要~


○120万人以上のチベット人が殺害された

○6000以上の寺院が破壊された

○基本的人権を行使したにすぎない数千人のチベット人が、現在も投獄されている

○チベットの天然資源、生態系などはすでに回復不可能なまでに破壊されている

○チベットが核廃棄物の廃棄場所になっている懸念がある

○チベット地域では、チベット人600万人に対して中国人移住者750万人である

○広大な軍事基地へと作り変えられている



和歌山市議会議員 戸田正人のブログ



(画像は、センゲ首相が櫻井理事長に対して贈り物をしているシーンです)


さて、チベットでは33名の僧侶が焼身自殺しています。


それは、中国による弾圧に負けて、チベットに失望して、焼身自殺しているのではないのです!


焼身自殺という衝撃的な行為をすることによってしか、マスコミを通じて世界に発信する手段はないと考えての行為なのです。



少しでもチベットの状況を発信する者がいれば、投獄され言論封鎖されてしまうし、真実を伝えたくても伝えられない状況下の中で身を挺して行っている事!


彼らこそ「国士」なのではないでしょうか!


シンポジウムにはチベット亡命政府センゲ首相以外にも、ウィグル会議事務総長、モンゴル自由連盟党幹事長なども講演され、中国の弾圧による自国の悲壮な叫びを訴えられていました。そして、何よりチベット、モンゴル、ウィグルの事を知ってもらいたい!と言っておられました。


平和的対話による解決を望んでいる彼らにとって、中国の民主化が不可欠であり、そのきっかけとなるのが私たち一人一人が発信する国際世論であると思っています。


現実、ジャスミン革命(中東の春)と呼ばれている中東諸国(チュニジア、リビヤ、イエメン、シリアなど)における独裁政権から民主化への革命の波は、フェイスブックやツィッターを通じたSNSの世論がきっかけとなり、大きな民主化のうねりと変えたのでした。


その後、櫻井よしこ理事長とお話しする機会があり自分なりの意見を申し上げたのは・・・


平和ボケした日本では、近隣諸国で起こっている「命がけの叫び」すら耳に届いていない気がしました!


私は度々、和歌山から「国家基本問題研究所」の勉強会に参加しては地元に帰り、市民に勉強してきた事を伝えようとしますが、多くの方から「君は地方議員であるため、市民から地元の事だけ、しっかり仕事しておけばいい!」などと言われます。


しかし、その伝えようとする行為は当たり前のことで、地方議員は地方のためだけという概念ではなく、日本国家の中に位置づけする地方議員である事を認識し、国家レベルの問題でも、国の事案だという事でなく、しっかりと勉強し、その問題を共有し市民に伝えて行かなければならないと考えています。


具体的に言えば、皇室典範、憲法改正、自衛隊などなど一市民があまりにも無関心で無知なのです。


ですから、市民に一番密接な関係にある地方議員こそが知識を得て情報発信していかなければならないと感じた、などなどのお話をしました。


櫻井さんは「和歌山からわざわざいらして、そしてご自身の意見をしかっりとお持ちになっておられるのは、大変すばらしい事ですね」など言葉をかけていただきました。


そして、やさしい櫻井理事長は私の背中に手を添えて頂き・・・(‐^▽^‐)


「紹介していない人が多いと思うので、私から紹介しますね」と多くの方を紹介して頂きました!


まだまだ、人脈もないし、知識もないし、勉強不足の一地方議員ですが、自分の信じた道を貫かねばと思っています!