下をむいて 帰る お稽古終わり。
「今日 怒られちゃったぁ...。」
「あそこ が ダメだったね..。」
あっ...！
と 誰かが 声を上げる。
顔を上げる。
日本の 春だ。
「散る桜 残る桜も 散る桜」
かつて 軍国主義に結び付けられた 桜。
また 一年が 過ぎたんだなぁ。
今年の 桜は また違ってみえる。
戦後70年の桜 なんだ。 と。
戦火の空へ散った 特攻機「桜花」。
散ることだけが 目的じゃなく
愛する人々を 護るため、国の再建を 信じての行動 だった。
戦争自体 あってはならなかったはずなのに。
憎しみや 悲しみは いつまでたっても 残るのに。
今の 日本に 「戦争」はない。
けれど、毎日 目を伏せたくなるような
出来事が 起こっている。
私に できること、それは
日本を より良くするために
自分から 意識を持って 生きること。変わること。
戦争や 特攻 という 事実を 忘れずに
いつまでも 平和を誓う 世界にしていくこと。
永遠に 平和を 誓う自分でありたい。
散っていった 特攻隊の方々 は
後世の 私たちへ 命を 捧げてまで
「日本を 頼むよ。」
そのような メッセージを 残してくださったんだと 思います。
桜は、厳寒を耐えて耐えて耐え抜いて、ついに迎えた春に 満開に 咲き誇る。
今しかない。今しかない。と。
一つの 人生のような ドラマのような 桜に
心惹かれます。
そんな素敵な花が 一本でも あるところに、人は集まるんだなぁって。
また 今日も 明日も 生きるぞ！
makico..