ますめでぃあ考 | todakaclのブログ

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呼吸器内科開業医(救急救命15年/呼吸器40年)
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ますめでぃあ考

2015-07-07 07:55:13 | 日記

内科医誌(福岡市内科医会発行)次号の先取り


寄稿【廃景:ますめでぃあ様】          内科医誌 編集委員長 戸高 憲二
題名は「拝啓」のモジリで「廃:退廃、衰退のいめーじ」の景色と造語です。
その前にご報告。今期、内科医会幹部の臨時の人事異動が2年1期の半ばにありまして、小生西区選出の市内科医会理事を任を授かりました。伝統的に編集委員会には、副会長、専務理事及び担当理事が市理事会より同席されますので、小生の編集委員長と別担当の理事兼務がやや不調和となります関係で、今期の終了までには、委員長の任を辞し市理事に専念することとなりました。
ま、小生のことゆえ皆様の望む望まずに係わらず、3号に2号くらいのペースでは稿を寄せたいと願ってる次第です。あははっ余に云うselfishキャラ健在です。ま、読まなければそれまで。

ますめでぃあ論
の前に、基本として昨今の情勢から。第二次安倍政権は衆参両院での優位を背景に国のためによかれと打ち出した、第1の経済政策アベノミクスは浮き沈みはあるものの、ギリシャの不渡り危惧、アメリカのまたもやのハイリスク貸し金の余波を大きくは受けない形で(中国の失速がやや気懸り)成果を出しつつある。
 第2はTPPだった気がするのだが、ご本家の上院が大統領への反旗(共和党優位だからしょうがないか)で腰折れ。もともと日本の貿易利益を削って自国有利に運ぶため、利害のたいしたことない小国たっぷり巻き込んでたのが、まさかのブルータス、ちょん。
 第3.宇宙人総理の負の遺産、普天間・辺野古問題。あろうことか、十数年で自民政権がやっと軟着陸しかけてたのをたかだか3年の短命政権のそれもトップバッターが口角災いの金持ち・世襲・selfishが何の理論も精密な設計図もなく「国外、少なくとも県外」云うてもた。
小浜君には「trust Me」うははぅ。←ワシントンでは、自民政権にもどったときに「これでやっとプロと話が出来る。アマチュアうんざりやった。」ほぼ本当の逸話。
で、十数年がほぼご破算なって、やりくりしてたら、ようやっと仲井真知事の決断で、よーし。
ところが、選挙51:49に近いような僅差で「辺野古だけは反対。他の予定の南部の縮小とかきりはなして」という翁長いうヒト知事になったもんだから、彼は知事である間中、妨害の努力をしたという実績を作り続けねばならないという全くのエネルギーロス、行政の他機能を削ってでも空回りする役を担ってしまった。最低のデメリットは普天間の縮小という現実的な課題が長期的に放棄され、近隣住民の世界イチ危険な基地周辺環境がほぼ放置されること。ひとつとれば辺野古反対のために、かわりに普天間の住民の生活権が危険なままを捨てたこと。
 ちょっと寄り道。
沖縄の基地反対の報道で伏せられ照る事実。たまに漏れこぼれるが、反対運動といって画面に映る人々のかなり、少なくとも半数がセミプロの本州含む4島から上陸した、生粋の沖縄人ではないこと。考えても見て欲しい、居酒屋、美容院、製造業の従業員などの地元密着の人々が、はい反対、はい賛成なんてすっぱりときめきれるほど問題は単純でなく複雑に絡み合った中での6:4とか2:8とかの気持ちで、それも時々刻々と揺れるのが自然。かつ、住民密着なのだから、がしっと意見をいってその地域コミュニティから浮いてしまうリスク、割れてしまうリスクを彼らが負うはずがないでしょう。それ分からないおばかはごく小数でしょ住民には。
失うものがないよそ者だからの、活発さ。とすれば解せるはず。煽り屋さんです。

 第4これが大きい。集団的自衛権の憲法解釈による、関連法案制定による実行化
国際法的には、不文の法として現に存在しどの国も自然体でよりどころにしている。ま、仲良くしてる奴が酔っ払いに絡まれて、知らん振りして立ち去ったら。翌日はもう友人じゃなくなりますよね。あたりまえのすがた。それが不文で国家と国家の常識として存在してる。
 で、第9条の解釈で
(1)警察予備隊の装備を実質軍隊レベルに上げることを野党にも黙認してもらって自衛隊が発足した。反対したっけかな、小生物覚えが最近うむう。
(2)60年安保あたりで本格的な日米同盟をうたったときも解釈で乗り切った。
(3)PKO法案もそんな感じ。
で、です。わかって欲しいのはその苦しい切り抜け方がすべていまの国際社会での日本の信頼性、そう信頼を挙げてきたのです。結果・成果主義といわれてもかまわない。学問じゃないんだ、政治は成果を出さなければクソなのである。

この苦しさの元はといえば、うっかり両院の2/3なんていう条件の世界「硬性」憲法を持ってしまったことの宿命。なんと義兄弟のドイツはも50回近くは微修正済ませてる。「硬性」であることが特徴なのであって、第9条は、は?である。だって、親日の台湾、フィリピン、シンガポール、インドネシアでだれがその存在知ってるでしょう。この分考えたことありますか。髪ぺらにすぎん。興味があるのは、韓国・中国の一般人はしらんだろうが、中枢はどう利用しようとしてるのかですが、いまのところそれはウラの瑣末

渡りの段
自民党の中堅のミスなのだろうが、憲法学者を識者として招聘したときあろうことか与党の識者が「違憲」って。あとでちゃんと意見のベルは目になったお二方のいずれかでよかったろうも。
それでも、一つ進言しておきたい。学者は自由な研究の成果・考察を述べて構わない。世間のもろもろのことを考えてたりして研究のための知力をそがれてはならないからな。でも、4年前まで原子力・原子力発電にかかわる研究をしていた学者こぞって、地震学者こぞって、99%安全だと学者の「100%」がいってた。が、しかし大震災が起きてからは何といってました。
そう、彼らは現実に起きたことの責任を引き受けるということに関しては恕素人だと逃げるだけ。
政治家はちがう。いろんな方面の意見は聞くべきなのが正しい方向で、かれらの常識。ただ、負っている責任の重さが桁違いなのだ。世のヒトは「先生」と呼ぶ方々の中では政治家を案外ココロのうちでは先生というほどの敬意をもってないように見受けるが、彼らは責務。そのために懸命に働いてるし、時間も、知力もすり減らしてるわけだ。
私見ですが、その政治家達が、識者の意見は傾聴したが、一切無視することが国益、今回は国の安寧のために必要と思えば、そのための権限を与えられてるのだ。選挙の先例を受けていない識者が5000人反対しても、やる。
この時点で「硬性」憲法を会見するのが優先というヒトは、引き伸ばしよりもっとたちが悪い。出来ないことを確信してるからな。悪い奴だ。改憲出来んからこその解釈で必死で近々、半年1年以内に取り揃えるべきだと政府・政権与党の判断、決意。気高いと思う。

それで「ますめでぃあ」の凋落の話
一言断るが日本語というのは三字体、漢字、ひらがな、カタカナを使う。で、カタカナは漢字の略語としての始まりのころとちがい、昨今は外来語おもに英語の音読みとして、カッコいいという軽薄な理由も中高年発信で流行ってるために、マスメディアと書くと個々人のイメージが先行してしまう。かっちりしたもの的な。何となくしか伝えられないのですがね。
 書いてるのが7月の始めなので6月末の事件を語るのは劣化してるかもしれないのですがあえて主張しておきます。
自民党の若手勉強会での発言に対してのますめでぃあの非難の仕方ブーメランの墓穴ホリ。
(1) 3人の自民1-3選の若手がますめでぃあが何かと邪魔をするからスポンサー企業に圧力をかけてでも封殺するべきといってしまったこと。これは後に安倍総理自身が国会で陳謝することとなる。失態である3人の。
これには二つネタがある。田中角栄の名言、記者達に向かって「君達は俺ら政治家を悪く言うことが仕事だろ。だからどんどん書け。」悪く言うことが記者のしごと、悪く言われることを「甘受」してなおかつ自分の責務をはたすのが政治家。の意。
「かべ耳」最初の数分だけ記者に公開しそれから非公開にする会議というのは、記者たちが必死で中の会話を聞くことを前提にしている。それを心得た政治家がわかってて、かぶせて聞こえることを計算にいれる政治家もいる、慣例そのもの。暗黙の了解が知られてない庶民には。
(2) ここからが笑う
百田直樹という超右傾の舌鋒鋭い作家(放送作家としてはけっこう中堅、作家となって9年、「永遠のゼロ」映画化大ヒット)を、呼べば
偏向報道の根源だから「沖縄二紙を潰してしまえ」いっちゃいますよ。ただ忘れてはならないのは彼は一般人でしかない。とても著明で、弁舌豊かだから影響力はありますが一般人。
A. 5人の沖縄選出の国会議員が連名で、あろうことか百田氏という一般市民を処分すべきと公式会見を開いた。大丈夫ですか「言論の自由21条」権力の座にあるものが市民の自由を保障するという憲法の根幹のひとつ、犯してますよねあなた方自身が。
B. 沖縄二紙が公に百田氏を処分すべしと主張。編集長が代表者としての発言。新聞社だから政権、代議士に準ずる公的権力、多数の読者のみならずてれびめでぃあを自由に使える立場の強いものが、一般人ッたった一人のおとこのこを攻撃することのどこに「21条」遵守のきもちがありますでしょうかね。

まとめ、ますね
「言論の自由21条」に関して、クリアな部分は政治家。この立場の人たちが庶民の言論の自由を封殺しないことを誓う文言。だから(1)は陳謝すべき失態。ない方がもっと良かったが、若手の暴走を100%防ぐのはいつの世も難しいので、あとで幹部が侘び、下に褐でOK
(2)A.は本人たちはまだ気付いてないが、この行動こそ重大な憲法違反。だれが彼らを諌めるのか。どころかますめでぃあは楽しそうに彼らが正しいかの論戦を張ってる。あな、おかし。
ますめでぃあは言論自由の場所、誰がを理解出来てないかのように振舞う。自分達で首を絞めていることに気付くのはいつ。気付くのだろうか。言論を封殺しようとしてるのは5人の代議士のほうで、それに乗っかる君達こそ言論への弾圧をはじく立場であろうに。
(2)B.ちょっとぼやけるが、公的機関側のますめでぃあの一端である新聞二紙が社をあげて総意としてイチ作家を弾圧する。全国版各紙、朝日、毎日、読売がこぞって乗っかる。その傘下のTV局もな。アホか。くびを自分の両手で締めてる。

自分達が最も守るべき言論を、都合の良いほうに捻じ曲げきれるという幻想。ここ5年10年感じてたことが、今回の事件で伝えやすい形をとったなというのが小生の感想。
歯を食いしばって先人たちが守ってきた報道陣の言論の自由を、何を勘違い、おごり高ぶったのかコントロール可能な立場と思いこんだうえに、やってはいけない一個人への攻撃にますめでぃあが総力で参加する。ま、戦いなら三国志イチの呂布リョフに吹かしぬきで10万の兵がかかる、じつにひっきょう極まりない下劣な絵。首が絞まる(ますめでぃあ自身の)
ものの見えてる賢いものが今のますめでぃあには絶えてしまったのだろうか。