【台風と気管支?】 | todakaclのブログ

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呼吸器内科開業医(救急救命15年/呼吸器40年)
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【台風と気管支?】

2006-08-19 00:44:47 | 健康・病気

結構これが、関係があるんです。

夜勤が一息着いたんで、台風10号が真夜中に九州縦断中につき、久々に語ります。以前ホムペのどこかに書いたようですが、blogから入った方のためと、ご愛顧下さってる方々への追加サービスと思ってください。

鼻やノド、気管・気管支を総じて、【気道】と言います。そこは、皮膚・肌に次いで外界・大気と接する臓器です。脊椎動物のサカナが、オカに揚がり両生類・爬虫類に進化する時。エラから、水中に溶け込んだ酸素【ちなみに、電気分解の酸素ではあ~りませんよ。爆発しちゃいます。】を、採る替わりに、元々バラスト用の浮袋だった臓器を【肺】として、大気から酸素を得る複雑で効率のよい物にする傍ら、鼻・クチから浮袋に繋がってた管を【気道】に充てたのが始まり。

最古の臓器である【消化管】⇒クチ・食道・胃・小腸・大腸・肛門が、充分発達しきってるのに比し、一番新しい、新参の臓器なのと、対象が消化管よりもっと外界らしい大気である為に、つらい、忙しさを強いられる。

で、台風は、その大気をバリバリにかつ急速に変化させる最たる存在です。気圧・気温・湿度3要素統べてを障るので、気道はガシガシに多忙に。 俗に言う【気管支の弱い】ヒトの気道がへこたれて、空咳、ゼン鳴、発作、くしゃみ、鼻ミズ、鼻ヅマリetc.が起きると理解してください。ひとつの考え方としてで結構です。

物凄い、荒唐無形に見えるかも知れませんが、仮説を。太古では、部族の中に100人に1人でも、こんな方がいると、部族全体の生存率が騰がる。というのは、レーダーも気象庁もなかったので、いきなり嵐が来るのでなく、【頭痛持ちと低気圧】の様に、予め、造りの頑丈な洞窟に避難できる。ってのは、想像膨らませ過ぎ?ポジティブ思考・指向、【超】が付きますっか。戸高の傾向です。お粗末でした、本日はここまで。