人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記 -30ページ目

人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「グレイズ・アナトミー9」

<#11 捨てられない想い出 The End is the Beginning is the End>


面白いエピソードでした。

これぞ人間ドラマの醍醐味(拍手)!という感じ。


本題に入る前に、私、一点誤解していたみたいです。

アレックスとインターンの美女ジョーは、先日のウェディングパーティーの際、どうにかなったものかと思っていましたが、酔っぱらってホテルの部屋をとったというだけで、特にことに及んでいなかったのかもしれません。例えそういう関係になっていたとしても、二人にはステディとして付き合うような意図はないようです。

ということが、今回、今の時点では、ということなのかもしれませんが、一応ハッキリしました。


まぁこのドラマのことなので、今後どのような展開になるのか、どうにもならないのかは、流れに任せて成り行き次第ということだと思いますが。


さて、アデルを失って失意にあるリチャードは、オペに入らなくなってしまいました。

この病院だけなのか、そんなものなのかは存じませんが、このオペに入る入らないっていう判断、この病院では結構自由度が高いですよね。一応決まってはいるみたいですが、医師同士で声を掛け合って入る?入らない?と誘いあっているシーンもあったりして。

ともかく、周りのみんなはそれなりに心配しているし、特に恋人(といっていいのか?)ジャクソンのお母さんキャサリンが大変心を痛めて心配しています。

医師たちが、リチャードについて、元気ないよね、でも大丈夫っしょ、うつなんじゃ?まさか!?みたいなやり取りをしてるのを聞いて、外科医だからってちょっと意識低くないかなって思いました。


「うつ病」と診断されるような症状を発症するかどうかは別として、大切な家族やペットを失って、故人と親しかった人間が抑うつ状態に陥るのは至極当然のことだし、割と社会的にも認知された事実ではないでしょうか。一般的に人より多くの死と向き合ってきた外科医とはいえ、自分の大切な人を失った時のつらさは同じことですよ。「人は死ぬものだし」なんて簡単に割り切れるものではありません。

特に今回失ったのは長年夫婦として連れ添った相手です。しかも、アデルが施設に入所してからというもの、お見舞いに行くことを遠慮していたということもありますが、リチャードはキャサリンとの情事に夢中になってしまっていたことに対し自責の念を感じています。通常の精神状態と言えないことは明らかでしょう。


それにしても、今回へぇ~と感心したのは、キャサリンのリチャードへの思い。これほどまでに誠実で深いものとは思っていませんでした。あくまでも肉食系の彼女が快楽のためにリチャードにその色気を振りまいていたのだと思っていましたが、案外本気だったんですね。息子のジャクソンを使ってまでクッキーとメッセージを寄こしたのには感動しました。あれほど母とリチャードの関係を忌み嫌っていたジャクソンも、この時ばかりはその心の優しさを発揮していて、微笑ましいシーンでした。


その他にも、メレディス妊娠三カ月経過、デレクとシェーン(インターンの黒一点)のリハビリ卓球、アレックスとジョーの賭け&ソファゲット、初老夫婦のポールダンスでけが騒動、髪の毛食べちゃった女の子、エイプリル未練残りまくり、ミランダベイリーのおちりかゆかゆハネムーン事件などなど、いろんな話題が同時並行的に描かれて本当に充実した回でしたが、やはり気になるのはシアトル・グレース病院、存亡の危機!です。


まぁこの病院はこれまでも幾多の試練に耐えて今日を迎えているわけですが、本当に大きな悩みの尽きない病院ですわ。

どうなることやら、今後もそれぞれの展開に目が離せません。目




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「ザ・フォロイング」です。

#11 鞭と悔恨 Whips And Regrets


「仏作って魂入れず」っていう諺、ありますよね。

ホントなんかそんな感じに思えてきてます。


ドラマの本編の後に、「ザ・フォロイング インサイダー」というおまけコーナーがあって、ドラマのメイキングについてスタッフやキャストが語るんですが、あれだけのサスペンスホラームービーを録るのにはやっぱりイロイロご苦労や工夫があって、毎回、あぁ~なるほどなー大変なのねーと、いつも感心させられます。


で、そのせいで、ストーリー展開の未熟さやそれを見続ける自分の歯がゆさについて、「これでいいのダ!!」と納得して、自分の中でまとめちゃってる気がするんですよね。


つまり、その見栄えはホラーサイコサスペンスとして確かに作り手の意図通りのものが出来ているが、実態としての軸、すなわちそのストーリーの幹の部分やその展開手法が、ちょっと、いやかなり残念なものになっていると言わざるを得ない。


まず人物の描き方が稚拙、薄っぺらい、ていうか愛情が足りてない。

本当に熟慮したうえでの人物設定ですか?ってことをいちいち問いたいです。


例えばモリー。


先週から出てきたキャラクターですが、彼女はライアン・ハーディのかつての恋人で、別れた後もライアンの隣に住み、隣人としてしばしばライアン宅を訪れ、依存症のライアンと言わば腐れ縁的なリレーション(体の関係)になっちゃってる。しかし、実は何年も前からジョー・キャロルのフォロワーであり、全ては仕組まれたことだったっていう!!


設定としては悪くないのかもしれないのですが、こんなにキーとなる人物を、伏線もなく軽く登場させて、追って随時、過去を描いていくみたいなやり方って、ご都合主義的すぎませんかね。

それでいらなくなったらまたちゃっちゃと殺しちゃうんですか?いや、分かりませんが、そういう人物の使い方、ホント愛が足りないよ~


しっかりした土台がきちんとあった上で、効果的な演出や見せ方をすることで、ドラマって生きてくると思うんですよね、それが確立されてないのに、見た目OKだけで進めてくって、どこかで絶対破綻しますよ。いやもう、ストーリー的にはめちゃくちゃだと思いますが。


今回最もイラっと来たのは、またしても!FBIの失態ですよね。

SMクラブの経営者ヘイリーに協力を依頼し、隠しマイクをつけたまではよかったんですが、ヘイリーがヘルプを出したのに全てを無視し、まぁそれでもアジトの一つを追跡できて、結果論としてヘイリーは無事だったので良しとしますが、肝心なヴィンス(ジョーのフォロワーの一人)を見失う。しかもまた使い捨て犠牲者を出してしまいましたね。ていうか、これだけの事件なのに、現場の人数、少なすぎませんか、もうちょっと本気で捜査に当たってくださいよ!!


ってもう何もかも・・・


とはいえ、今回ちょっと面白いシーンがありました。

ジョーキャロルがライアンに電話して、いつものごとく嫌味っぽい会話を展開してると途中でライアンはブチっと電話を切ってしまう。ジョーはまた電話かけなおす・・・って。

しつこい彼女とそれに嫌気をさした恋人のやり取りみたい。

ちょっとクスッとしてしまいました。


確かにディテールは面白かったり見ごたえがあったりするドラマなんですよね。

そして、やはりライアン・ハーディ=ケヴィン・ベーコンの威力というのかな。

彼が出てくるだけで、なんとなく画面が色づくというか活気づく。。。スターの貫録でしょうか。

確かに彼には引力がある。


だからなんとなくズルズル見続けちゃうのよねー。

いや、まだまだ挽回の余地はあると思う!

次回はFBIのマイク・ウェストンが復活するみたいだし、ちょっと期待してます!!



人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記-ようやく再会できたクレアとジョーイ
ようやく再会できたクレアとジョーイでしたが...


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「スキャンダル2」です。

<#4 女たちの野望 Beltway Unbuckled>


今回のエピで、メリーおよびオリヴィアが大統領に対して突きつけたセリフ、それぞれグサッと来たのがありましたね。

ちょっとここに書くのも憚られるような言葉なので、あえて書きませんが、、、

決して上品とは言い難く、さらに胸をえぐるような、容赦のない言葉でしたよ。

オリヴィアはともかく、メリーがあんなセリフを吐くなんてビックリ。

ちょっと男前って感じかも。

確かにフィッツ大統領は若干、ヨワヨワしくて、しっかりしてって言いたくなるような優男系なんですけどね、それにしてもだんだん彼が気の毒に思えてきましたよ。

いや彼も認めてましたけど、フィッツ大統領を取り巻く二人の女性が強すぎて、もう打つ手なしですよね。

ワシントンで1,2を争う、デキる女性のお二人さん、少しは大統領に優しくしてあげましょーよ!


さて。今回もめまぐるしい展開でした。簡単にまとめると・・・


とある女子大生の両親が、行方不明の娘を探してほしいとオリヴィアに依頼してくる。

オリヴィアはメディアの力を使って、このケースを一気に広める。

しかし、件の女子大生は、政治家やセレブを狙って寝まくりそれをブログ「ベルトを外した政治家」にアップするという、恐るべき素顔を持っていた。このことが明るみに出るや、メディアは一斉に女子大生への攻撃を開始。

ところが、しばらくして森の中でその少女の遺体が見つかる。

容疑者が挙がるものの、検挙ができない人物だった。

さて、どうする、オリヴィア・ポープ!!


・・・とまぁこんな感じです。

このスピード感は好きですねー。

そして、この一連の流れをさばいていく、スマートでやり手なオリヴィアが好きです。


一方、大統領と見つめあう、今にも泣き出しそうな甘ったるい表情のオリヴィア、苦手です。。。

でも、今回は少しかわいそうだったな。

フィッツに別れを切り出されて。

これで二人の関係が終わるとも思えないんですけどねっ


さて、クインの事件を密かに追っているデイヴィッドは、事件の本質部分に近づき始めます。

やはり、国家の中枢を巻き込んだ、割と大がかりな真相がありそうです。この行方は楽しみ。

そしてデイヴィッドとアビーの関係も、本人たちが思っている以上に、内面では進展していそうです。

この二人の関係、今後も注視して見守りたいです。


逆にあんまり応援していないのはフィッツとオリヴィア。

なんでだろう、自分でもよくわからないのですが、愛し合ってるのはわかるけど、あの二人が一緒にいるとき、お互いに輝いていない気がするし、そういう間柄って、やはり理想的ではないって思っちゃうからかな。。



ちなみに、このエピの原語の副題にも使われている、女子学生が更新していた暴露サイトのタイトル "Beltway Unbuckled"、ドラマ内では『ベルトを外した政治家』と和訳されていますが、これはなかなか絶妙な訳だと思いました。
beltwayとは「環状道路」という意味で、アメリカでは主にワシントンDCを囲む首都高速環状道路495号線を指しますが、政治的な文脈でbeltwayというと、ワシントンの中枢組織や、米国の国政を意味する言葉でもあります。
Unbuckledは「留め金を外された」という意味ですから、「大事なボタンを外された要人たち」ということになるわけです。
どの言語でもそうですが、言葉には複数の意味を持つものが結構あり、それを他言語に訳すというのは面白くもありますが大変難しいものです。今回の訳はかなり至難の業だったと思いますが、上手に訳す人がいるものですね。感心しました。

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「CSI:12」です。

<#22 カルマ Homecoming>


人生にドラマを!~トコのドラマ日記-CSI:12最終話


DBラッセルの登場、キャサリンとの別れ、ジュリー・フィンレイの登場など、いろいろあった今シーズンですが、遂に最終話となりました。思えば長いようであっという間の半年間。人生も、そんな積み重ねですよね。


なんてしみじみしていますが、やはり最終話にふさわしい問題の広げ方というか、最終話としてはいつものごとくというか、とにかく大っ変なことになりました!!

また半年くらい引っ張るわけだから、これくらいのことはしなくちゃいけないのかもしれないけど、絶体絶命的な要素がいろんなところにちりばめられて、ええーーホントにどうなっちゃうのーーー!?!?!? という感じです。


ことの発端は、ヴェガス署の保安官の続投祈念パーティの最中に、会場からほど近い場所で3人の麻薬ディーラーが惨殺されるという事件が起こります。被害者の中には、パーティの保安官の知人として挨拶をしたヴェガスの大物ギルモアの妻も含まれていました。彼女は内臓が破壊されるほど激しい殴打を受けていたことから、怨恨の線が浮かび上がります。


フィンは初めからギルモアを妻殺しの犯人として疑いますが、捜査を進めるうちにギルモアに不利な証拠が次々と出てきて逆に不審に思うようになります。そして、ギルモアがALS(筋萎縮性側索硬化症)だったことから、あのような殺しは不可能であるという結論に達し、ギルモアが何者かにハメられたのだということを突き止めます。


じゃ、ギルモアをハメているのは誰だ!というところから、問題の拡大が始まります。

どうやら警察内部に裏切り者がいて、その一切を牛耳っていたのは、以前にCSI捜査官ウォリックを殺し、現在は終身刑で服役中の元副保安官マッキーン。獄中から指示を出していたのでした。それを知ったニック・ストークス激怒! ニックはウォリックの親友でしたからね。ともかく、その服役中の元副保安官が組織的に警察署内外の人間を動かしていたというのです。


このあたりで既に、いやーずいぶんおおきい話になっちゃってるなーという感じですが、その警察内部に広がる内通者たちの範囲が見えず、ラスベガス市警は第三者機関のコントロール下に置かれることになりました。マクロな視点としてはこんなところ。


ミクロな話題としては、キャサリンがいなくなったあたりから少しずつストレスため込んでいたと思われるニックが、ウォリックのことを思い出したりでさらにうんざりし始め、仕事を辞めるとか言い出します。

また、フィンは署内草野球大会あたりから付き合ってるあの風紀課(?)のイケメンと若干よくない雰囲気になったところで、そのイケメンの同僚であるかなり怪しい人間の罠にはまりそう。

さらに、エクリー&モーガン・ブロディ父娘がヴェガスの夜を散歩中、エクリーが何者かに撃たれるという事件も勃発。


そしてさらにさらに! DBラッセルの実家に遊びに来ていた彼の娘と孫娘が誘拐されてしまうのです!!そこに残されていたカードにあった文字は「KARMA(カルマ)」。


これは聴取の際エクリーが、今回の黒幕である元副保安官マッキーンに使った言葉でした。マッキーンの命を受け、塀の外で指示を出していたのはマッキーンの血を分けた息子であり、捜査中に死亡してしまったのですが、それをエクリーは「カルマだな」と吐き捨てました。その前の聴取ではラッセルはマッキーンに「家族に車上暮らしをさせたくなければ取引しろ」などと、マッキーンの弱点に付け込み脅しをかけました。それらの行為がマッキーンの逆鱗に触れたのでしょう。エクリーは撃たれ、ラッセルの家族は誘拐されてしまった。まさに逆カルマです。


ここまで事態が深刻になってしまうと、ニックが「こんな仕事辞めてやるぅ~」とか言ってること自体は、ちょっと駄々こねてないで事件収束に尽力して!って一蹴するくらいのことなんですが、最近のアメドラ界をにぎわしている話題として、第14シーズンでのニック・ストークスの降板 というニュースがありますから、なんだか伏線のようにも思えてしまいます。(まぁ2シーズンも先の話ですから関係ないっちゃないんですけど)


この先どうなるのか全く見えないシーズンの終了ですが、もちろんなんとか丸く収まることでしょう。そう願わずにはいられません。重要人物が死んだり酷い目にあったりしないといいのだけれど…

長くて短い半年間、他のドラマを見ながら、この物語の行方を待ちわびたいと思います。



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気軽に見られて楽しめる詐欺師ドラマ「華麗なるペテン師たち」第2話です。

<#2 目には目を Faking It>


今回はちょっと変わった趣向の動機で始まった詐欺でした。


メンバーの重要人物であるアルバートが、賭博でのいかさまがバレて、その賭博場の経営者であるゴーリーという男に重傷を負わされ、しばらく入院、ということになってしまいます。

ゴーリーは大変に暴力的な男で、なるべく関わりたくない種類の人間でしたが、彼の弱点を見つけ、なんとかひと泡吹かせてやりたいと、メンバーたちはゴーリーの身辺を調べ始めます。


そこで分かったことはゴーリーが無類の映画好きということでした。

もう、この辺が・・・ドラマ!!!


そこで、メンバーたち、ありもしない映画製作の話をでっち上げ、ゴーリーからふんだくり計画を立てます。


正直、詐欺の動機としては弱いというか、なんですかそれは?という感じもしなくはないのですが、みんなでアルバートの敵を討つってところがなんとなくかわいくてハートウォーミングだし、まいっか。

しかも、ゴーリーを説得する段になって、修行中のダニーがどうやって彼を言いくるめるのか、というシーンが、ミュージカル風の映像で煙に巻かれてしまった…という気もするのですが、それもまいっか。

だって、詐欺師ドラマですからね、演出の手法も詐欺チックでいいんじゃないでしょうか。


でも実は、ゴーリーが映画好き、特にクラシックな映画ファンってとこで、なんとなくゴーリーにシンパシーを感じるというか、憎からず思い始めてしまったのは私だけではないのではないかな。話せば仲良くなれそうっていうか…甘いか。


さて、今回、ミッキーの妻という人がやってきて、ミッキーに離婚届を差し出します。

見るからに沈んでしまうミッキー。

だけど、詐欺師ってなるべく身軽の方がいいでしょ。

とっととハンコを押してしまいなさいな。英国だからサインですけどね。


なんか、最近、重い映画とか見ること多かったから、このドラマが心のオアシスって感じです。

こういうライトなドラマもないと!!



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