「グッド・ワイフ4」#6 法律の壁 The Art of War | 人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

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海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「グッド・ワイフ4」です。

<#6 法律の壁 The Art of War>


女性が軍隊でも活躍するようになってきた一方で、軍人女性への性暴力が新たに問題となってきました。

今回はそんな話をモチーフに、アリシアの活躍が描かれます。

軍人は軍を訴えることはできないっていうフェレス・ドクトリンの矛盾を突いた、見応えのあるエピでしたが、それよりも、民間軍事会社の存在に少なからず驚きました。全くアメリカっていう国は、戦争が商売なんですよね、いや分かってはいたけどホントに理解しがたいわ。


それはそうと、気になったのは、アリシアに近づき、いったんはピーターの経済的な選挙支援を申し出たにもかかわらず、これを取り下げたばかりか、ピーターの対立候補として出馬の意思を明らかにしたマディ・ヘイワードです。

アリシアは彼女との友情は続ける的なことを言っていましたが、ピーターは完全に、彼女に不信感を持っています。当然です。私もどちらかというとピーター側です。つまり、彼女はこうなることを最初から予測して、アリシアに近づき、資金援助を申し出ることによって、ピーター陣営の内情を探り、そして、支援を打ち切って出馬したのだろうと思います。

最初は、アリシアにレズピアン的な好奇心を抱いて近づいたようにも見えましたが、それがないとするならば巧妙なやり口で、陣営を出し抜いた、しかもそれが結構、成功している感じです。


いや、勝手な思い込みなので、真実はまだわかりませんけどね。

私はたいしてピーターに肩入れしてなかったけど、こういうことがあると俄然ピーターを応援しちゃうわよ!


この他にも、イーライが、ピーターの不倫記事を掲載することを決めた女性記者マンディを出し抜く話や、選挙戦の問題児であるピーターのお母さんジャッキーのヘルパーとのやり取りなど、サイドストーリーの選挙戦にかなり見応えがありました。


人間関係として個人的にちょっと気になってるのは、カリンダの周辺ですよね。

とても恐ろしい人物として描かれているカリンダの夫ニックなんだけど、私はどうしても「華麗なるペテン師たち」のダニーのイメージがぬぐい去れなくて…ハリウッド進出おめでとう!みたいな気持ちで彼を支えるような気分で観てしまうっていう。イメージって本当に定着すると怖いですよね。

彼の演技に迫力がないってわけでもないし、吹き替えの声も重厚になってて、彼のことこれが初見であればそれなりに怖い人物に見えていたに違いないのに。


それはそうと、カリンダは、夫ニックから離れようとしていて、それが最善だということも恐らく分かっているのに、なぜか離れられない、というちょっとした男女の腐れ縁的な人間関係が描かれているんですよね。

そして、カリンダの元恋人と言ってしまっていいと思うんだけど、FBIの美人捜査官の家で見つけたカリンダとイーライが映っている写真をイーライに見せ、尋ねます。

「あなたFBIに追われてる?」

寝耳に水のイーライ。

ほのめかし方としては、恐らくカリンダとイーライ、両方が何かに絡んでいると見るのが自然じゃないかな。いや、これも全く分かりませんが。


ホント、なぞ解きの楽しみがどんどん増えてく感じです。



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