【平安京巡り】朱雀大路 | TOSHI‘s diary

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今回は一番盛り上がるであろう朱雀大路の旅。旅といっても近所だけどw


朱雀大路はいろいろと考えさせられる冒険だったような気がする。

ショックだったり感動したりいろいろとね……。


それにしても最近ブログの更新頻度が上がってきているな~。

よっぽど平安京を冒険するのが楽しいらしい。そして暇人らしいw

まあ仕事帰りとかに1時間くらい突っ走ってできるような感じなので、

やろうと思えば毎日できるかもしれないwww



それでは平安京巡りの朱雀大路編始まりますよ。


最初にちょこっと説明しておくと、朱雀大路だった道は現在の千本通。

平安京を語る上で絶対に外せない言わずと知れたメインストリートだった大路。

京都における千本通はメインストリートとはとてもいえない道路になっている。





こちら千本一条。

朱雀大路と一条大路が交わるポイントで、大内裏の北門・偉鑒門(いかんもん)の跡地。

そこから南向きに写真を撮っているので、この写真の情景は大内裏があった場所ということになる。

大蔵省があった地点にはコンビニやパチ屋が建っている。


ここから南下しながら南の端となる羅城門まで撮っていこう。

なぜ南下しなければならないかというと、バイクだと一方通行を逆走することになるからw

この時点でそんなことを書いてしまっていいのか……。




こちら千本通と二条通が交わるポイント。すぐそこに二条城があるぞ。

実際には朱雀大路はここからスタートになる。

朱雀大路は幅が80メートル以上あった説だけど、ご覧の通りその半分以下かな?w


この辺りに朱雀門跡があるようなので探してみると、新たな発見があったんで紹介しよう。






朱雀小路やすらぎの道と書かれた小道を発見。

人懐っこい鳩の群れが出迎えてくれた。かわいいな~。

名前だけかもしれないけど、朱雀大路の面影がこういう形で残されている辺りが嬉しかった。






千本通沿いに戻ると朱雀門跡を発見。

全国各地の貴族や外国の要人たちがこの門をくぐったんだろうな~。

そして平安時代の歴代天皇もこの道と門を通られたんだろう。






こちら千本三条。え? 行き止まり!?

かと思ったらめちゃくちゃ狭い道が続いていた。

もう朱雀大路の半分とかいうレベルじゃないんですけど……。

まあ入ってみるか……。







一応かつての朱雀大路である千本通。

この細い道を入ったところで名勝古跡を発見。新選組ゆかりの壬生寺である。


司馬遼太郎先生の『新選組血風録』では、

京に着いたけどぴったりの屋敷がないんで壬生郷を拠点にして、本部を新徳寺に置いて――。

というような内容のことが書かれていた。

新徳寺は坊城小路を挟んでこの壬生寺の隣にある。

この辺り一帯は四条~五条まで新選組ゆかりの地が点在している。

いつか特集を組んでみたいものですな~。



じゃあ朱雀大路の冒険に戻るよ。




千本松原から一方通行の細道が二方通行になった。
千本通×松原通ってことは、朱雀大路と五条大路が交わるポイント。

ざっくりだけど平安京のど真ん中に位置する地点なんかな。




五条千本まで来たところで、すぐ横に五条新千本という交差点を発見。

新千本通という道路が並行していたらしい。

ただ、位置的に朱雀大路とはずれているので無関係なのかも。






五条千本から引き続き千本通を行ってみよう。

ここからは巨大な生鮮市場みたいな感じの施設と鉄道に挟まれている模様。


この道を歩いている時めっちゃ魚の匂いがしていたw

ここから七条通までの一帯は高級なお寿司屋さんといった、魚を扱うお店が多かった印象。

そして七条までの間には"朱雀○○町"という町名もよく見かけた。

さりげなく朱雀大路の名残があるようでちょっと嬉しかった。




なんと!?

七条千本まで来たところで今度こそ本物の行き止まりにwww

梅小路公園によって朱雀大路は途中で途切れていたのである。

うわあ、めっちゃショックなんですけど……。


まあでもこの公園に入ってでも朱雀大路を歩きたい! 平安京オタクをなめんなよw

ということで梅小路公園に立ち寄ってみた。
















平安京の梅小路は梅小路公園へと姿を変えて、美しい梅の花に彩られていた。

めっちゃきれいやしめっちゃかわいいわ~ドキドキ

これは来てみてよかったかもw






ここにも朱雀大路の名残があるにはあった。

すざくゆめ広場や朱雀の庭などなど、朱雀大路由来と思われるネーミングからそれはうかがえる。

意外と朱雀大路って残されているんだな~と感じたかな。

そしてここにも朱雀小路やすらぎの道のように、人懐っこい鳩たちが来てくれた。




こちらは朱雀大路と並行する大宮通。平安京の大宮大路に相当する道。

この道を通って梅小路公園を迂回し、再び朱雀大路に戻ろうと思う。

大宮大路は次回の平安京巡り日記でいろいろと書く予定。




大宮大路→八条大路→六の宮と迂回して再び朱雀大路へ。

ちなみに六の宮は平安時代の呼び方らしく『六の宮の姫君』のあの六の宮だそうな。

ごめん、間違えて新千本通を撮ってしまったw

さっき書いたように朱雀大路とこの新千本通は位置が違うんだ。


一応、通ったのは千本通なので、それを九条大路まで行けば朱雀大路制覇だ。

で、千本通の写真は撮り損ねたんだなw






平安京の九条大路こと現代の九条通。この道は大路らしさが残っている。

東側には東寺の五重塔が見える。西側は少し曲がって葛野大路通まで伸びているんかな?

九条大路は平安京の南端に当たる大路ということで、ついにゴールというわけだ。






おお~ついに羅城門跡に辿り着いたぞ! 平安京の玄関口に辿り着いたんだ!

昔国語の教科書で読んだ『羅生門』の聖地に立っているぞw


本当はこっちをスタート地点にしたかったんだけど、一方通行の問題とかあるからね……。

まあでも朱雀大路を制覇できたってことでとにかく嬉しい。

何だかうまく言い表せないんだけど、RPG を全クリアした時の気分に近いw



いきなり一方通行になった時や行き止まりになった時はショックだったよ。

けど朱雀大路沿いの至るところに"朱雀"と名の付く地名が点在していたことから、

何とか残そうという地元の方々の思いが伝わってきたね。

これからも何かしらの形で残っていてほしいなあ~。


今日歩いた道が千年以上前にメインストリートだったと思うとロマンやね。

それに朱雀の名残で見かけた鳩たちや、梅の花たちとの出会い。

いろいろあったけどこの一日がよかった気がするよ。



ということで今回はここまで。

見てくれてありがとう~皆さん。

ではでは皆さんまたお会いしましょう~。