ドラえもんから深く考えすぎて、私はどこへ | ワーキングマザーの孤独 辞めたい休みたい、でも続けたい

次男9歳とドラえもんの映画、のび太の地球交響曲を見てきました。

普段映画係は夫なので、私は5年ぶりくらいのドラえもんでした。

最初、不器用なのび太くんがリコーダーが下手すぎて外れた音を出してクラス中の笑い者になるシーンがありました。


ドラえもんではありふれたシーンですが、
心がゾワゾワしました。

音楽って遺伝要素や、育ちや課金要素が大きく影響してると思っている。
音感は生まれつきの部分もあるし、幼少期から音楽の中で育った子と、楽器に触れる経験の少ない子であるとだいぶ差はつく。

なおかつ、リコーダーは身体的なハンディキャップや発達の問題があり、体幹が弱くて巧緻性ない人にはとても難しい楽器。


それを先生までもが名指しはしないものの個性的と言及することが、とてもショックでした。
個性的で素晴らしい!ならいいけど、あきらかに逆の意味だった。
自分の努力だけではどうにもならない、
先生なら身体の使い方や指先のコツ、力の抜き方とか教えてあげて!!←モンペの域

ネタバレになってしまうけど、

結局はそれが物語のキーを握る出来事だったので、
必要なシーンだったので、ある程度私の気持ちは落ち着きましたが。←フィクションに踊らされる母


うちの次男は視覚優位なので、音楽系の習い事はしていますが、進度はとてもゆっくり。

見本を聴いて、再現するのが苦手です。
耳コピ困難勢です。
むしろ日常で困るそれを、習い事で学んでいます

もう5年習っているので、
音楽は好きですが、人より練習して努力しても、
演奏できる音自体は他人からは評価されるものではありません。
私は彼の真面目な音楽性が好きですが目がハート

つまり、それなりに課金してるけど、
のび太くんなんです。

ではなぜ習っているか?
それは音楽が人生を豊かにしてくれると思ったから、好きになってほしかったからです。

実際に、誰からも笑われた事はないし、
自分が下手と卑屈になることもなく、
自分の音楽をしています。

そんな背景があるから、
ドラえもんのシーンが余計とゾワゾワしたわけです。

そして先日の出来事を思い出しました。
PTAの会議で役員の方の印象深い話。

ほとんどのお母さんが働いているこの時代、PTAの役員の負担を減らすと、
子供達の楽しい事が減ることにつながります。

各家庭でその分いろんな体験をすればいいと思われるでしょうが、子供の中には学校しか楽しい事がない子たちがいます。

そんな子たちの楽しい時間が奪われないように、
PTAの存続は検討していかなくてはならないと。

PTAの是非は置いておいて、
心をえぐられたのは格差の話でした。

語学や音楽は、幼少期からの体験や学習で差がでると認識しているので、
その事で子供が優越感を持ったり、卑屈になったりしないように、苦手な子を笑わない、それぞれの良さを味わうような、そんな風であって欲しいと思います

せっかく学校で音楽を楽しめる時間なのに、
トラウマ作ってどうするのよ。

楽しむ事が大切、音楽家じゃないんだら、
上手い下手は関係ない!
みんなで笑うなんてよくない。


そして、自分がやろう!と思ったら、
たいていの事は年齢は関係ない。
大人になって始めても、遅すぎることはない。  



次男の音楽も、続けていれば、
いつか彼の人生を豊かにするはず!

続けるかどうかは本人しだいだけど知らんぷり

まとめ
ドラえもんの映画を深く考えすぎて、
経済格差やPTAの問題まで行き着いた。
途中から意識は映画館にいなかった。
もっと平和に楽しもう、次回は。