全体を捉える能力を育む | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



とぶくじらのミュージカルの練習が

進んでいます。


脚本を読んで、

立ち位置や動きを考えていく作業です。


特にお話の後半は、

シーンが盛り上がる分、

全員がそれぞれに動くため、

分かるまではややこしく、

一人一人が頭を使わねばなりません。


自分のセリフを読んでいるだけでは、

シーンはわからず、

ト書きも読みながら、

自分はどんな立場か

考えねばなりません。


もちろん

小さい子には、

そこまで求めていませんが、

高学年以上の子には、

それを読み込んだり、

理解する力をつけてほしいと、

指導しています。


子どもたちは小さい頃から

ゲームやスマホを

使いながら覚えています。


だから、

説明書を読まずに、

やり方を身につけて使いこなす

能力に長けています。


それは素晴らしい力です。


でも、

それができるようになったがために、

説明を読まないという

週間も身についてしまいます。


これは困ったことです。


契約書や請求書を

サラッと見て置いておいても、

それは理解したとみなされます。


そこに不利な状況や間違い、

不正があっても気づけず、

騙されてしまうことにもなりかねません。


かくいう私も、

そういうものを読むのが苦手です。


でも、苦手だからこそ、

できるだけしっかり読まねばと

思うのです。


子どもたちが、

しっかりと文章を読む、

まではすぐできずとも、

まずは、

文章と向かい合える力を、

好きなことから始め、

全体を捉えて自ら動く能力を、

ミュージカルでは培うことができます。


その良さを、

たくさんの子に、

体験してもらえたら、

嬉しいなと思っています。