よくしゃべり、よく笑う | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



先日、お友だちと一緒に、

神社にお参りに行き、

近くの湧水のお水を汲んできました。


神社巡りを楽しむお友だちの

仲間に入れてもらい、

出かけましたが…

幾つになっても

女子が揃えば話はつきないんだなぁ〜


私も普段の先生の顔をはずして、

楽しくおしゃべりに加われました。


とぶくじらの練習も、

いよいよ3ヶ月。


子どもたちも

だんだん言いたいことが言えてきます。


その時期を見計らい、

役決めになるように設定しています。


この場所でなら、

言いたいことを聞いてくれそう。


よし、言ってみるか?

いや、我慢する?

先生が気にいるような判断にする?

やっぱり、自分の意思を伝えよう!


思考を深め、

自分の心を決めていきます。


役に対しても

たくさん質問や意見が出ます。


観音役も戦ってほしい!

玉兎の精は、小さい子じゃなきゃなれない?

蜘蛛女じゃなく、男にできる?

衣装にドレスは着られる?

ブリッジや側転もしたーい!


たくさんたくさん話を聞きながら、

できることとできないことを

話し合います。


猪八戒役の希望者が少ないんだよねー


と、言うと、

「ボク、やってあげてもいいよ…」

優しい言葉も。


でも、それはダメ!

やりたくなったなら、

やってくれたらいいけど、

先生が困ってるから、

我慢してなりたくない役になるのは、

ダメだよ。


それは優しい気持ちだし、

主宰者的には有難いことだから、

他では喜ばれるかもしれない。


でも、とぶくじらは、

そんなことはなんとでもするよ。

ちゃんと、主張して。


他の教室からは

その対処法アイディアが飛び出しました。


猪八戒をぬいぐるみにして、

抱いて歩けば?


猪八戒は、いつもどこか

散歩に行ってることにするのは?


面白いね〜

それもありかも!


まあ、私が素晴らしく、

魅力的な役にするから、

みんな、

お待ちくださいねっ


子どもたちの中には、 

こんなにたくさんの

思いとアイディアが広がっている!


話せば話すほど、

飛び出して豊かになる。


そこには自分さえ良ければいい、

なんて意見はありません。


昨今のSNSだたき。


見るだけでも怖くなるほど。


こないだは、女優の杏さんが

「子育ては助けてもらって」と、

テレビで伝えたら…

「お金持ちはシッター雇えていいね」

「家事代行とかお金ないから頼めない」

みたいな、

杏さんがお金持ちだからだと、

ディスりコメントがあがったとか…


杏さん、

お友だちや家族に支えてもらってるって、

言っていたし、

お金があるないじゃなく、

たくさん助けてもらっていいんだよ、と、

エールを送っていたけどな。


私ははたと思いました。


本当は、

こういったコメント書いている人たちが、

話を聞いてほしいんだ。


助けてほしかった時に、

シッターや、家事代行頼んだら?とか、

言われたのかもしれない。


辛いとか悲しいとか、

受け止めるホットラインは山ほどある。


でも、聞いてほしいのは、

もっと手前の

日々のささいなおしゃべりや、

アイディアやひらめきや思い。


それに対して、

真剣に耳を傾けてくれたり、

意見してもらうことが、

小さい頃から当たり前にあれば、

わざわざ見ず知らずの人の意見に

否定的なことを言わなくてもよくなる。


なるほど、

そんな考えもあるのかあーと、

思えるのにな。


私は普段から子どもたちに、

たくさん話を聞いてもらっています。


ミュージカルの内容から、

熱い作品への思い、

私の考え、

日々の出来事…


だからこそ、

子どもの話も聞きたいと思えます。


子どもには話せない難しい話や愚痴などは、

お友だちだけじゃなく、

美容師さんなど時折出会う、

周りの方々にも聞いてもらうことも。


子どもの時から、

家族だけじゃなく、

学校だけじゃなく、

周りに話ができる人を作るといいね。


よくしゃべりよく笑えば、

明るく楽しく、

たくましく、

日々を過ごせる気がします。