ねえ、ボランティアとかしてる? | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



私が将来を決めたのは10歳。


師匠のミュージカルに出て、

舞台の上なら

私が生きていることで

人を笑顔にできる、と、思いました。


あちこち舞台にかかわり、

19歳で「舞台」よりも

師匠のやり方が好きで弟子入り。


32歳で師匠の元を離れて、

自分のミュージカルを作るために名古屋へ。


今、46歳。


師匠の元を離れて

同じ年数を過ごしました。


さあ、これから

どんなふうにミュージカルを

豊かにしていこうか、ワクワク。


昨日は友だちと

互いの将来の夢とかそんなことを

しゃべっていた矢先…


今日はとぶくじら犬山教室の日。


中学生の子が帰り際に聞いてきました。


「ねえ、ボランティアとか、してる?」


最初は意味が分からず、

その子がなにかボランティアを

探しているのかと思いきや…


その子はとぶくじらの

お手伝いスタッフになりたい、と、

言っていたのでした。


そして、

「そんな気持ちを

持ってくれたのが嬉しい。

もちろん、気持ちがあるなら、

その道は作るよ」というと、


「この場所は、ずっと

置いておきたいから」と。


嬉しいなあ…


私はミュージカルをして

生きていくことも、

そんなの生活の糧にならないと、

周りからは反対も受けたし、

ましてや

師匠の元を離れる時には、

その年齢で大丈夫か、と、

たくさんの人から心配もされました。


でも、

今、

年数を重ねて、

当日にはたくさん裏方手伝いに

卒業生がきてくれる。


そして、日々の練習も

一緒にやってみたいと、

夢を描いてくれる子が出てきた!


夢を見て、

それに向かって、

大切に気持ちをあたためて、

一つ一つ積み上げて、

一人一人を愛しく見つめてきて、

うまくいかなかったことも

多々あるけど、

その度たくさん乗り越えて、

助けてもらって…


そして、

時間を過ごした先に、

私の作った場所が、

誰かの夢になってる。


嬉しいです。


若い彼の気持ちは変わるかもしれないし、

縛らないように大事にしながら、

それでもいつか

夢も叶えられる場所にできるように。


まだまだ

私も頑張っていこう。


いつか、

彼をボランティアとしてじゃなく、

ちゃんと、

大事に一緒に子どもを見つめてくれる

仲間の1人として受け入れられるように。