先日、高校生の子が
体ほぐしにやってきました。
部活の人間関係でもめているそうです。
言わなくていいことを言う子がいて、
それを我慢できない周りがいて、
注意したけれど聞かず、
周りは我慢ならず、
注意したら学校を休んじゃって。
ほぐしにきた子は、
できるだけ渦中に
入らないようにしていたけれど、
クラスが一緒で…
お母様は
「もめるのはまあまああるけど、
まるで中学生みたいな感じで。
もう高校生なのにね」と、
おっしゃていました。
ほぐしに来た子も、
周りに対してそう思い、
でも
自分だけ関わらないものできず、
気持ちがしんどいのです。
これは本来、
この子のいうように
中学生時代にやり合う感じで、
その中で人は互いに違うから、
テリトリーを学んだり、
ぶつからないように
ふるまう方法を知ったりします。
小中学校の運動会で、
「台風の目」や「綱引き」や
「ムカデリレー」やら、
ふれあいながら息を合わせ、
人を知りながら
互いの個性を知っていく。
中学生なら、
喧嘩しても
ちょっと学校休んだりして
気持ちを落ち着けたりできます。
でも、
そのぶつかり合う時期に、
マスクをして表情は見えず、
互いに距離をとり、
行事がなかったのです。
あの頃やるべき宿題を、
今になって始めているからこそ、
ちょっと幼い問題は起きます。
他にレッスンに来た中学生は、
小学校でもめるようなことだったし、
小学校でもめてたら解決しやすい内容も、
中学生であるがゆえに、
長引いたりして…
人間関係で悩みながら、
人を知り、個性を知り、
たがいの距離を知るという
やるべき宿題を、
今、始められているなら、
よかったなと思います。
みんな、がんばれ!