ゾクゾク妖怪 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。




とぶくじらでは、

今、

『西遊記』に出てくる妖怪を

みんなに考えてもらっています。


『西遊記』は、口承説話。


いろんな人が、面白おかしく

話して聞かせた娯楽話のようなもの。


話しているうちに、

妖怪は増え、

エピソードが増え、

話す人も増え、

話は膨らみ、

みんなはますますその物語を

好きになったことでしょう。


だったら、

妖怪のエピソードも、

みんなで考えたらいいじゃない!


と、こうなったわけです。


妖怪ってなんだろう。


暗闇に潜む、

見えない何か。


それは心の不安だったり、

自分の中の敵だったり、

人のねじれた思いだったり…


結局は、

自分が戦って乗り越えるべきなにか。


子どもたちが、

その倒して乗り越えるべき妖怪を、

自分でイメージして、

面白おかしく作り上げて、

物語の中で倒して、

成長していけるよう、

お話を進めたいなと思います。


と、思っていたけれど、

子どもの妖怪は奇想天外で、

敵ではなく仲間にしたいくらい

面白くって、

笑っちゃいます。


紙に描いて出してもらいましたが、

それをずっと話して聞かせてくれる子、

紙を折りたたんで見えないように出す子、

絵ばっかりの子、

字ばっかりの子、

武器をたくさん持っているのやら、

ダメージレベルを書いてくれてるのやら…


それはそれは、

子どもの頭の中は、

豊かで自由で果てしないです。


もちろん、

そういうのが苦手な子もいて、

それだからって、

子どもらしくないわけじゃなくて、

その子には

違う豊かさがあるだけのこと。


その証拠に、

その紙を書くのが苦手で困っていた子は、

帰りの道は誰よりも遊びながら、

高いところに登ったり、

細い道に入ったり、

段からジャンプで飛び降りたり、

そんな豊かさがたっぷりあるから。


たくさん、

子どもの良さを

発揮できる場面を作れるから、

ミュージカルは面白い!


私は子どもといろんな面で楽しく過ごせる

すごいアイテムを手に入れてるんだなと、

改めて嬉しくなりました。