私はおしゃべりです。
小さい頃は、
花や木や風にしゃべりかけ、
親にもよくしゃべる子でした。
でも、
うまく気持ちが伝えられない時期は、
少し無口になりました。
話し相手はぬいぐるみになり、
たくさんの想いを、
ぬいぐるみ同士で
しゃべらせあっていました。
それから、
話せる友だちができて、
おしゃべりに戻りつつ、
相手の話を聞くことを大事にしたら
また少ししゃべることは減りました。
辛い時期は気持ちはあふれるのに、
胸が詰まってうまくしゃべられなくなり、
なんでも聞いてくれる相手ができると、
吐くようにしゃべりました。
中学時代、
吐くようにしゃべる私に、
聞いてくれていた国語の先生が、
気持ちを書くことを勧めてくれて、
書くために自分の心を言葉にできるように、
読むことを教えてくれました。
私はその頃から、
しゃべる時期の前には、
読むようになりました。
今も私の仕事は、
こどもたちに自分の思いや、
作品のテーマやなんかもふくめ、
しゃべることがたくさんあります。
おしゃべりな私には、
ありがたい立場です。
そして、
しゃべるためにまた、
たくさん読んでいます。
もちろん、
『西遊記』の関連のものも読みますが、
さまざまなジャンルのモノも読んで、
インプット。
最近のお気に入りの本。
『premium』と、
『おじいちゃんのパン』は、
ジャケ買いです。
食べるの大好きだから、
食べ物のタイトルの小説は
よく読みますが、
とうとう絵本や雑誌まで!
食べるの好きで、
レシピ本も買うことありますが、
レシピから作るより、
食べたい、があって、
レシピ探すから、
レシピ本すら、読み物になっちゃう。
で、このチョイスに。
それにしても、
この絵本は優しくていいです。
食べることって、
言葉の理解じゃなく、
共有できる思いや
時間があることの良さを、
改めて感じます。
『国境のない生き方』は、
『テルマエロマエ』の作者の本ですが、
文章に勢いがあり力をもらいます。
情熱的な感じが私は好きです。
本との出会いは、
人との出会いでもあるなと、
私は思います。
自分のテンポで相手の話を聞く時間。
人は成長過程で、
インプットとアウトプットを
繰り返します。
普段おしゃべりな子が
静かになったり、
おとなしかった子が
よくしゃべったり…
それは、成長している証拠ですね。
私も今、インプットの成長期?!