私はテレビドラマをたくさん見ます。
最初はそんな自分を
テレビ中毒かと思いましたが、
気がつけば、
現代の時代の流れや流行り、
役者の演じ方やセリフ運び、
音楽の使い方や
カメラアングルの見せ方など、
演出などを学びとり、
分析している自分に気づきました。
こどもミュージカルを
作っている私ならではの
職業病みたいなものです。
なぜ、そのドラマが
ヒットを飛ばすのか、
なぜ、その役者に光があたるのか、
言葉にできるところまでは、
見てるほどには
なかなか研究が進みませんが、
感性で受け取るようにしています。
さて、
「ラストマン」という、
福山雅治さん主演の日曜劇場は、
今の私のお気に入りです。
全盲でありながらも、
その障がいがあるがゆえに
磨かれた感性をフル活用し、
社会からの受け取られ方も逆手にとって、
本人の人柄を活かして、
事件を解決しながら
周囲の信頼を得ていきます。
今まで、
24時間テレビやテレビドラマでは、
障がいを持つ方は、
社会での辛さや理不尽さを抱えて、
それを乗り越えて生きている、という、
一歩間違えば「かわいそうな人」が、
「懸命に頑張って生きている」と、
扱われがちだったところから、
それがあるが故に、
「さらに人として魅力的である」という、
ポジティブさへと
描き方がステキです。
もちろん、障がいをもっている方にも
生きやすい世の中に変わるべき場所や、
教育のあり方や、制度など、
たくさんあるでしょう。
でも、
障がいがあろうとなかろうと、
どんな環境で育った人であろうと、
同じ人間として誰もが生きているし、
懸命に生きている人は
どんな人でもステキである、
だからこそ
そこに感動がある、という、
その感覚は大事だと思います。
かわいそうな人、が、
いるのではなく、
かわいそうに思う人、が、
いるのです。
それは時として、
他人以上に、
家族や本人かもしれないのですが。
それをすごく魅力的に描いている
このドラマはなかなかいいなと
思うのです。
たしかに福山雅治さんの役どころは
あまりにプロフェッショナルすぎて、
ちまたにはここまでの人は
なかなかいないかもしれないけれど、
近い感覚を持っている方は、
全盲であるが故に、
いらっしゃると思うのです。
さて、
その「ラストマン」の前回の内容に、
握手についての考察が
事件をとくヒントになったというのが、
描かれていました。
私が長年、研究してきたけれど、
習得できなかったそれを、
捜査官役の福山雅治さんが
やってのけていたのです!
…それを書くつもりが、
今日は長くなったので、
明日へと続きます。
※明日の投稿には、
ドラマのネタバレを含むので、
まだ見てなくて、
気になる方は、
見てからお読みください。
○写真の太陽の塔、
金の顔は「未来」、
中央の太陽の顔は「現在」、
裏の黒い太陽は「過去」を
表しているとか…
ふむむ…岡本太郎さんの思いは深い。
写真と記事が関係ないですって?
過去、現在、未来へと、
ドラマの描き方の変化、というところで、
この写真にしてみました💦