今日は春分の日です。
しかも、
なにかといい日が重なり、
素晴らしい日だとか。
何か新しいことを始めたり、
願いごとをしたり、
そういうのに適しているみたいですね。
私の今日の仕事は、
子どもに渡す前の
公演DVDの映像チェックです。
幸せな仕事だなぁと、
この瞬間は思います。
ミュージカルの本番は、
私はステージ裏にいて、
客席から全体を観ることはできません。
私はそれが好きです。
演出家によっては
客席で観る方もたくさんいます。
でも、
私は子どもたちを
袖で見守り、
声をかけて、
一緒に過ごすのが好きです。
私は先生になりたいわけじゃなく、
最後の1秒まで
子どもたちと仲間でいたいのです。
だから、
この映像チェックは、
初めて舞台を
客観的に観る瞬間でもあります。
脚本の流れ、使った音楽、
衣装や装置、小道具はこれでよかったか。
段の組み方は?
照明さんには
私の意図は伝わっていたか、
転換のタイミングは?
そして、子どもたちは
楽しめていたか。
一人一人を輝かせていたか。
単純に面白かったか。
伝わる内容だったか…
最初の何年かは、
観るのが怖くて、
楽しめたかったのを覚えています。
でも、最近は、
この時間が幸せです。
みんなが
舞台に関わっているみんなが、
一生懸命で、
楽しんでいるように見えるからです。
それは子どもたちだけじゃなく、
装置を動かすスタッフも、
音響さんも
照明さんも、
舞台さんも、
保護者の方々も、
観に来てくださった方々も、
嬉しそうにみえます。
見えていないところも
見えるのは、
子どもが安心して
舞台に立てているから。
それはみんなが
あたたかく優しいから。
そんな空間が、ここにある。
それを映像チェックで見られて、
幸せです。
この
『うらしま太郎』チームは、
4/2の解散式で解散します。
来年度は『西遊記』のメンバーを
募集します。
残る子も卒業する子もいますが、
一度、一緒に舞台に立った仲間は、
一生の仲間です。
いつでも帰っておいで。
私はとぶくじらをつぶさないよう、
体力つけて、
閃きときらめきを膨らませ、
次に向かいます!